今永7回ノーノー、異論も上がった95球降板をカブス監督説明「100%ショウタを思って。健康優先」
米大リーグ・カブスの今永昇太投手が4日(日本時間5日)、本拠地パイレーツ戦に先発登板。7回無安打無失点、2四球7三振の快投で今季12勝目(3敗)を挙げた。防御率は2.99と再び2点台に。カブスは救援投手も無安打投球を続け、継投でのノーヒットノーランを達成した。球数95球で今永を降板させたクレイグ・カウンセル監督は「難しい」判断について試合後に語っている。
本拠地パイレーツ戦
米大リーグ・カブスの今永昇太投手が4日(日本時間5日)、本拠地パイレーツ戦に先発登板。7回無安打無失点、2四球7三振の快投で今季12勝目(3敗)を挙げた。防御率は2.99と再び2点台に。カブスは救援投手も無安打投球を続け、継投でのノーヒットノーランを達成した。球数95球で今永を降板させたクレイグ・カウンセル監督は「難しい」判断について試合後に語っている。
今永は初回、1死から三塁手の送球エラーで出塁を許すも3番・ゴンザレスを遊併殺打に抑え、3人で終えた。2回以降も安定した投球で凡打の山を築き、ノーヒットのまま7回へ。2死走者なしで7番・トリオロから外角高めの直球で空振り三振を奪うと、グラブをポンっと叩きながら、雄叫びを上げた。
球数95球だったが、8回のマウンドにはネイト・ピアソン投手が上がった。米放送局「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏は「彼は95球だった。イライラさせられる」とXに記し、米ポッドキャスト番組「ベースボール・イズント・ボーイング」のコートニー・フィニカム氏も「イマナガを降板させたカブスに強く反対する」「少なくとも8回は投げさせられるべきだった。残念だ」と異論を唱えるなど、続投を望む識者の声も目立った。
米イリノイ州地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」公式Xでは、カウンセル監督の会見動画を公開。今永降板の判断について「あの状況では(降板させるのは)常に難しいものだ。でも、100%ショウタのことを思っての決断だ。彼にとって正しいことをやる。楽しくはないけど、選手の健康を優先。この先何が起きるか分からないからね」と、今永の身体を気遣っての判断と強調した。
さらに「彼(今永)はノーヒッターが続いていることを知らなかったんだ。面白いよね」ともコメント。本人が無安打投球に気づいていなかったと証言した。
(THE ANSWER編集部)