大ブーイング浴びた「大谷敬遠」にLA放送局は賛否両論 むしろエ軍側が批判「違法とされるべき」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地エンゼルス戦に「1番・DH」で先発。延長10回に申告敬遠で勝負を避けられると、異例の大ブーイングが沸き起こった。直後に2番ムーキー・ベッツ内野手が左翼席へ15号3ランを放ち、6-2でドジャースが勝利した。この敬遠策には、現地メディアからも様々な反応があがっている。
大谷の敬遠後にベッツがダメ押し3ラン
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地エンゼルス戦に「1番・DH」で先発。延長10回に申告敬遠で勝負を避けられると、異例の大ブーイングが沸き起こった。直後に2番ムーキー・ベッツ内野手が左翼席へ15号3ランを放ち、6-2でドジャースが勝利した。この敬遠策には、現地メディアからも様々な反応があがっている。
3-2とドジャースが1点リードで迎えた延長10回2死二塁。打席に入った大谷に申告敬遠が告げられた。このエンゼルスベンチの選択には観客も大ブーイング。次打者のベッツが初球をとらえて15号3ランを放ち、ドジャースの勝利を決定づけた。
大谷の敬遠に対して、ドジャース側の米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況、スティーブン・ネルソン氏は、「(ワシントン監督の)正しい動きですね。ファンとしてはオオタニが打つのを見たいと思います。この状況で、しかも今までのことを思うとね。でもワシントン監督はこの試合に全てを注いでいます。100%正しい采配です」と采配に理解を示した。
同局で解説を務めたエリック・キャロス氏も「ワシントン監督が『僕は何と言われようが気にしないね』と言っているように見えますね」とし、「今晩ずっと私は言ってきていますが、この試合の状況は素晴らしいです。まるでプレーオフみたいに。素晴らしい試合で、全ての投球、プレーが結果を左右する状況です」と、緊迫した試合展開に興奮気味の様子だった。
一方、エンゼルス側の地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」で実況を務めたウェイン・ランダッゾ氏は、「観客はショウヘイの打席を見たがっています」とチクリ。「私の個人的な意見になりますが、敬遠は違法とされるべきです」と、疑問の声をあげた。これには解説のマーク・グビザ氏も「世界中のすべての人がこの男の打席を見たがっている」と同調していた。昨年まで大谷が所属した古巣の放送局だけに、大谷の打撃が見られる機会が減ったことを残念がっていた。
(THE ANSWER編集部)