大谷翔平の「50-50は再び見ることができない」 殿堂213勝右腕が断言するワケ「投手に戻れば…」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は今季ここまで44本塁打、43盗塁をマーク。史上6人目の年間「40本塁打-40盗塁(40-40)」をクリアするだけでなく、前人未到の「50-50」まで射程圏内としている。ブレーブスなどで通算213勝154セーブを残し、野球殿堂入りも果たしているジョン・スモルツ氏は「50-50は再び見ることのできない数字だろう」と、大谷が来季投手復帰を目指していることに触れつつ語っている。
スモルツ氏が大谷、ジャッジについて言及
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は今季ここまで44本塁打、43盗塁をマーク。史上6人目の年間「40本塁打-40盗塁(40-40)」をクリアするだけでなく、前人未到の「50-50」まで射程圏内としている。ブレーブスなどで通算213勝154セーブを残し、野球殿堂入りも果たしているジョン・スモルツ氏は「50-50は再び見ることのできない数字だろう」と、大谷が来季投手復帰を目指していることに触れつつ語っている。
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米スポーツ専門局「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏のポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ」公式YouTubeチャンネルに公開された映像では、今季も60本塁打を超えるペースで柵越えを量産するアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)と大谷に関しての話題にも言及されている。
バーランダー氏が「もしショウヘイ・オオタニが史上初の50-50を達成して、今年のOPSが1を超えて終わった場合と、ジャッジが本塁打を63本以上打って自身のア・リーグのホームラン記録を破り、打率.333でOPS1.2を達成したとしたら、どちらが良いシーズンだったと言えると思いますか?」と質問した。
スモルツ氏は「両方とも1年で達成するには歴史的なことだと思う」とコメントしつつ、「わからないけど、40-40をたくさん見ることはないが、以前よりは多くなってきている。なぜなら盗塁することと打つことの機会が以前より大きくなっているからだ」と話した。「スタイル的にも哲学的にも盗塁は以前は推奨されていなかった。だから(盗塁は)レアなことだった。アクーニャがこの型を破ってくれた」と、昨年41本塁打、73盗塁をマークしたロナルド・アクーニャJr.の存在をあげた。
大谷は右ひじの手術の影響により、今季は打者に専念。来季は投手として復帰を目指している。それだけにスモルツ氏は「オオタニは投手に戻ったらもうこれは見られなくなる。だから打撃だけに集中できて、守備の心配がない分、本当に歴史的なシーズンになると思う」と今季について表現している。
「ジャッジがヤンキースでやっていることは、彼一人だけでチームをプレーオフ進出に導けるだろう。ジャッジの方がほんの少しだけ(良いシーズンという意味で)タイブレークで勝ちだと言えるが、50-50は再び見ることのできない数字だろう。それを達成できる人は多くないからね」
こうも語っているスモルツ氏。バーランダー氏は「MLBで50本ホームランを打てる人も多くないですし、50盗塁に達する可能性があるのも素晴らしいこと。あなたと同意見です。彼(オオタニ)がピッチャーに戻ったら、来年は50盗塁もしないでしょうね。以前のように20-30盗塁はするかもしれませんが。今年ほど走ることはないでしょう」と来季について推測。スモルツ氏も「そうだね。走らないね」と同調していた。
(THE ANSWER編集部)