大谷の“1500万円級”40号HRを捕り損ねた男性の大ショックと学び「人生変える可能性あった。でも…」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は8月23日(日本時間24日)の本拠地レイズ戦で今季40号となるサヨナラ満塁弾を放った。日本人初、メジャー史上6人目の「40本塁打、40盗塁(40-40)」を達成したが、話題になったのがホームランボールを捕り損ない、落球してしまった観客の男性。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」では、その男性に関するコラムが展開されている。
40号サヨナラ弾を捕り損なった男性が話題に
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は8月23日(日本時間24日)の本拠地レイズ戦で今季40号となるサヨナラ満塁弾を放った。日本人初、メジャー史上6人目の「40本塁打、40盗塁(40-40)」を達成したが、話題になったのがホームランボールを捕り損ない、落球してしまった観客の男性。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」では、その男性に関するコラムが展開されている。
同紙のビル・プラシュケ氏が執筆したコラム。「ショウヘイ・オオタニの40-40本塁打のボールを失った男が、その見返りに見つけたロサンゼルス愛とは」との見出しがつけられている。ミネアポリス在住の保険アナリスト、トニー・ボダ氏に取材した内容が伝えられた。
大谷の40号ホームランボールを巡っては、右翼席にいたボダ氏がグラブに当てながら落球。ボールはグラウンドに落ち、レイズ外野手のシリがスタンドに投げ返したため、ボタ氏がボールを手にすることはなかった。
ボールが飛んできた時を回想するボタ氏は「美しい黒い夜空に向かって最後の瞬間までボールが見える。脳裏に焼き付いている。現実になるぞ。これは本当に起きている」「群衆が叫んでいるけど、聞こえない。感覚がシャットダウンして視野狭窄が起きる。ただ一つ考えることは、”ミスするな”だけ」などと表現。超貴重なボールだけに絶対掴みたかったが、チャンスを「台無しにした」と記事では伝えられている。
40歳のボダ氏は過去15年、米国のあらゆる球場で観戦。ボールをキャッチできたのは2回だという。記事では「オオタニに会ってボールを返すチャンスはなくなった。ボダはそうするつもりだったと語った。もしオオタニがボールと何も交換したがらなかった場合の6桁の収入の予定もなくなった。ボダの野球人生最高の瞬間は消えた」と、価値が10万ドル(約1500万円)は下らないと見ていたようだ。