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不調のはずが「史上初」「20年ぶり2人目」…大谷翔平が8月記録ラッシュ、見えた112年ぶりの偉業とは

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、8月の月間打率.235で不調とされながらも12本塁打、15盗塁をマーク。パワーとスピードで優れた能力を見せ、DH部門でMLB公式サイトの8月月間ベストナインに選出された。今月はMLB6人目の「40本塁打、40盗塁(40-40)」を史上最速のペースで達成。さらに前人未到の「43-43」に辿り着くなど記録ラッシュとなった。

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

既に史上初の「43-43」を達成

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、8月の月間打率.235で不調とされながらも12本塁打、15盗塁をマーク。パワーとスピードで優れた能力を見せ、DH部門でMLB公式サイトの8月月間ベストナインに選出された。今月はMLB6人目の「40本塁打、40盗塁(40-40)」を史上最速のペースで達成。さらに前人未到の「43-43」に辿り着くなど記録ラッシュとなった。

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 大谷は8月に27試合に出場。打率.235、OPS.886と他の月を下回る数字になったが、それでも12本塁打と長打力を発揮。さらに15盗塁と足でも魅せた。MLB公式のサラ・ラングス記者のXによると、月間10本塁打&15盗塁以上をマークしたのは2004年8月のカルロス・ベルトラン(10本塁打、16盗塁)以来、20年ぶり2人目の事だったという。

 MLBならではの細かいデータで、他にも史上初の記録も生まれている。今月の大谷は15盗塁をマークしているが、盗塁死はゼロ。成功率100%だった。米国のスポーツデータ提供企業「オプタスタッツ」公式Xによると、「月間で12本塁打以上」「月間失敗なしで15盗塁以上」のいずれも経験した選手は大谷が初めてだという。

 さらに同社Xによると、大谷は今月、1試合の中でホームランと盗塁の両方を記録したケースが6試合ある。「これはMLB史上、どの選手のどの1か月間の中でも最多記録だ」と伝えられ、米ファンからも「彼はリハビリ中の投手なのよ」「この男は毎晩、非現実的だ」「こいつは本物のエイリアンだ」「彼が今年投げてなくてラッキーだな(笑)」と驚きの声が集まっていた。

 大谷は現在44本塁打、43盗塁で、既に1998年アレックス・ロドリゲス(42本塁打、46盗塁)の「42-42」を上回る「43-43」をマークしている。前例のない「45-45」どころか、「50-50」の可能性まで視野に入る。サラ・ラングス記者のXでは、大谷が「本塁打王かつ40盗塁以上」をマークすれば、1912年のトリス・スピーカー以来112年ぶりと伝えられている。右ひじの手術の影響で野手に専念しているが、今季も歴史的シーズンを送っている。

(THE ANSWER編集部)


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