17歳平野美宇、「24歳差対決」制して好発進 五輪出場6度のナイジェリア41歳を圧倒
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は31日、女子シングルス1回戦で世界ランキング8位・平野美宇(エリートアカデミー)が41歳の大ベテラン、オルフンケ・オショナイケ(ナイジェリア)に4-0のストレート勝ち。史上最年少のアジア女王に輝いた17歳が日本勢48年ぶりの世界女王へ、初戦突破を決めた。
卓球世界選手権1回戦、伊藤はフルセットの死闘の末に2回戦へ
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は31日、女子シングルス1回戦で世界ランキング8位・平野美宇(エリートアカデミー)が41歳の大ベテラン、オルフンケ・オショナイケ(ナイジェリア)に4-0のストレート勝ち。史上最年少のアジア女王に輝いた17歳が日本勢48年ぶりの世界女王へ、初戦突破を決めた。
平野が24歳の「年の差対決」を制し、2回戦に駒を進めた。第1ゲームを11-8で奪うと、第2ゲームは11-2と大差で奪取。第3ゲームは11-4、最終ゲームも11-1と圧倒した。
相手のオルフンケは予選ラウンドで埼玉在住で日本国籍を持つ12歳、小野立夢(フィリピン)と対戦。五輪に6度出場した大ベテランは自身の息子より2歳若い少女を破った。12歳VS41歳という「29歳差対決」が国際卓球連盟(ITTF)の公式サイトで紹介されるなど、大きな話題を呼んでいた。
その小野が「同じ足跡を辿りたい」と憧れていた平野は、経験豊富な大ベテランを圧倒。前日に石川佳純(全農)とのペアで出場した女子ダブルスに続き、2回戦進出を果たした。
平野は4月のアジア選手権で地元・中国の世界1、2、5位の強敵を破り、史上最年少のアジア女王に君臨。ITTFが「ハリケーン・ヒラノ」と称賛し、一躍、世界の注目の的となっていた。
世界選手権に勝てば、日本女子では実に48年ぶりの快挙。海外メディアからも優勝候補の一角に挙げられる17歳が順調に滑り出した。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer