元広島、デビッドソンが両手広げて「どうなるの？」

　韓国プロ野球で飛び出した“奇跡の打球”に日本のファンからも驚きの言葉が集まっている。内野ゴロがなぜか外野スタンドに飛び込むまでの流れに「ピタゴラスイッチみたい」「ホームランどころじゃないレア度」「CGじゃないの？」とコメントが集まった。

　29日、韓国南部の昌原で行われたNC-斗山戦で事件は起きた。地元NCの「3番・一塁」で先発したのは、昨季広島でプレーしたデビッドソン。初回2死無走者で打席に立つと、フルカウントからの6球目をフルスイング。三塁線を抜く鋭いゴロを放った。

　ファウルゾーンに入った打球は地面の凹凸でバウンド。高さ30センチほどに飛び上がって内野スタンドのフェンスに乗ると、ボールの幅ほどしかない部分を真っすぐ転がり、外野に向かって高くなっていく“坂”を駆け上がる。最後は左翼のポール際で数メートルの高さに達し、外野スタンドの向こうへ落ちた。

　一塁を回ったデビッドソンは両手を開き「これってどうなるの？」とでも言いたげな表情。記録はエンタイトル二塁打となった。この奇跡のような一打には日本のファンからも、X（旧ツイッター）上に驚きのコメントが並んだ。

「ピタゴラスイッチみたい」
「これホームランにしてあげて！」
「ホームランどころじゃないレア度」
「これは奇跡」
「これホント？　CGじゃないの？！」
「30年以上、野球観てるけど、こんなの初めてだ…」
「これは確かに奇跡。小動物みたい」
「今シーズンの世界中の野球の珍プレーでも上位に入りそう」

　誰も見たことがないような打球に「記録はエンツーになるの？　詳しい方教えてください」という声も並んでいた。