F1でまさかのクラッシュ イタリアGP開幕前の「奇妙な事故」を英報道、FIAは「原因を調査中」
自動車レースのF1イタリアGPは現地30日に同国の伝統コース、モンツァ・サーキットで開幕する。同29日にはさまざまなテスト走行などが行われたが、セーフティカーが高速コーナーでクラッシュするというまさかの事態が発生した。英専門メディアは「奇妙な事故」「何かが予想通りに機能しなかったのでは」などと報じている。
F1イタリアGPが開幕
自動車レースのF1イタリアGPは現地30日に同国の伝統コース、モンツァ・サーキットで開幕する。同29日にはさまざまなテスト走行などが行われたが、セーフティカーが高速コーナーでクラッシュするというまさかの事態が発生した。英専門メディアは「奇妙な事故」「何かが予想通りに機能しなかったのでは」などと報じている。
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予想外の動きだった。かつては「パラボリカ」と呼ばれたモンツァの名物コーナー「クルヴァ・アルボレート」に差し掛かったのは、アストンマーチン社製のセーフティカー。何事もなくカーブするかと思われたが、車は突如バランスを崩してスピンし、そのままタイヤバリアに激突した。もうもうと砂埃が立ち込め、周囲は物々しい雰囲気に包まれた。
英専門メディア「ザ・レース」は「F1のセーフティカーがイタリアGPで奇妙な事故によるクラッシュ」との見出しで記事を掲載。本文では「アストンマーチン・ヴァンテージのセーフティカーは、木曜日にモンツァで行われたイタリアGPの有名高速コーナーのパラボリカで激しくクラッシュした」と記した。なお、ドライバーのベルント・マイランダーと同乗者は無事だったことも伝えている。
同メディアのエド・ストロー氏は「私は事故を小さな画面で1度だけ見たが、コーナーに近づく際に、何かが予想通りに機能しなかったのではないかと思う」とコメント。「マイランダーは賢く判断し、事故を最小限に抑えるために車をスピンさせたようだ」とドライバーの咄嗟のステアリング捌きのおかげで大事故にならなかったと見ている。
国際自動車連盟(FIA)は「アストンマーチンが原因を調査中ですが、ドライバーと同乗者は無事です。サーキットには別のセーフティカーがあるため、週末のイベントには影響しません」との声明を発表。レースは予定通り開催されるようだ。
(THE ANSWER編集部)