大谷翔平が「1番・DH」で出場

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は17日（日本時間18日）、敵地カージナルス戦に「1番・DH」で出場。4戦ぶりの38号ソロで30球団制覇を達成した。

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　力みのないスイングで持っていった。1-3の5回2死走者なし。大谷は先発右腕パランテの低め変化球に手を出した。ややタイミングをずらされたものの、打球は右翼フェンスを越えた。追撃の38号ソロに。打球速度111.9マイル（約180.1キロ）、飛距離384フィート（約117メートル）だった。

　一発を見届けた米解説席も驚いていた。メジャー通算200勝を誇る米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の解説アダム・ウェインライト氏は、打った後に「フフッ」と微笑。実況のジェイソン・べネッティ氏に「なぜ、笑っているんだい？」と投げかけられ、もはやお手上げといった様子でこう返した。

「打球速度112マイルで、ボールがどこだったか見てみてよ。膝より下じゃなかったか？」「スペシャルな才能だ。ファウルボールでも彼のバットがゾーンを切り裂く速さ。異世界のものだよ」

　実際には膝より上だったが、見間違うほどの衝撃的な一発だったのかもしれない。大谷は苦しい8月を過ごしていたが、復活の狼煙を上げる一発。30球団で唯一カージナルスだけ本塁打がなかったが、これで30球団制覇となった。