世界選手権29日開幕 平野美宇、48年ぶりVへ 中国の“そっくりさん”対策破れるか
反骨心を煽る珍練習も「傷口に塩を塗る行為だが、意欲を間違いなく高める」
平野対策は“コピー”のみだけではない。さらに、反骨心を煽る珍練習を行っているという。
「これが中国の準備の全てではないのだ。アジア選手権で優勝したミウ・ヒラノのビデオは練習場でループ再生されている。傷口に塩を塗る行為だが、これはデュッセルドルフでメダルを確保しようとしているチームのモチベーションを間違いなく高める」
記事では、このように紹介。アジア選手権で苦杯を舐めた映像をなんと練習中に繰り返して流し、意欲を高めているという。なんとも珍しい手法でアジア女王を倒しにかかっているが、それだけ中国が平野を最大限に警戒していることの裏返しでもある。
アジア選手権では、ITTFも「ハリケーン・ヒラノ」「マーベラス・ミウ」と様々な異名で称賛していた平野。世界選手権ではシングルス、石川佳純(全農)とコンビを組むダブルスに出場する。ダブルスは29日(日本時間30日)、シングルスは30日(同31日)から幕を開ける。
女子勢がシングルスで優勝すれば、48年ぶりの快挙となる。果たして、日本が誇る17歳の天才少女は中国が仕掛けた“平野包囲網”を打ち破り、世界女王の称号を手にすることはできるか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer