世界選手権29日開幕 平野美宇、48年ぶりVへ 中国の“そっくりさん”対策破れるか
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)が28日(日本時間29日)に開幕する。日本勢にとって最大の注目は女子シングルスの平野美宇(エリートアカデミー)だ。4月のアジア選手権で史上最年少優勝。今度は世界女王へ、世界から熱視線が注がれているが、最大の敵となるのは中国勢だろう。アジア選手権で苦杯を舐めた卓球王国は「そっくりさん」を投入し、打倒・平野に本気になっている。
日本の17歳、アジア選手権で苦杯の王者中国が「打倒・平野」に本気の珍対策
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)が28日(日本時間29日)に開幕する。日本勢にとって最大の注目は女子シングルスの平野美宇(エリートアカデミー)だ。4月のアジア選手権で史上最年少優勝。今度は世界女王へ、世界から熱視線が注がれているが、最大の敵となるのは中国勢だろう。アジア選手権で苦杯を舐めた卓球王国は「そっくりさん」を投入し、打倒・平野に本気になっている。
平野は4月に無錫で行われたアジア選手権で地元・中国の世界ランク1、2、5位を次々なぎ倒し、17歳でアジア女王に輝いた。大会当時、「彼女のテクニックは我々と比べて格段に上だった」と衝撃を受けた孔令輝ヘッドコーチは、こうも語っていた。
「ヒラノの強みに関して、我々は間違いなく研究しなければならない」
その言葉通り、卓球王国は独自の方法で平野対策を進めている。
国際卓球連盟(ITTF)公式サイトによると、代表チームの練習相手として23選手を招集。「女子中国代表にとって脅威となるプレースタイルを模倣するために選出された」と報じられており、ライバル選手を真似た“そっくりさん”を集め、非公開練習に励んだという。なかでも、仮想・平野で準備されたのは最多の4選手。いかに平野を警戒しているかが見て取れる。