宮里藍、人柄でも世界のゴルファーを魅了 広がる惜別「第二の人生も友達でいて」
「友達」と表現したペテルセン「彼女の世界での全ての達成に脱帽するしかない」
「彼女はツアーで活躍していた。まだ31歳。コースを離れても素晴らしい人でした。他の選手とも関係も良好でした。ツアーに関わる全ての人、メディアや観衆も彼女の不在を寂しく思うでしょう。彼女が私たちから遠い存在になってしまう。私も毎年、日本に行くので、私たちのツアーを見にきてくれるといいですね。寂しいです」
最も特別な思いを明かしたのは、スサン・ペテルセン(ノルウェー)だった。宮里を「友達」と表現し、今後も友情関係が続くことを願った。
「アイと私は長い付き合いなの。アイのことを知るにつれて、友達になった。コースの中でも外でもお互いをサポートしていたわ。彼女が幸せな気持ちで競技人生を終えるのなら、おめでとうございますと言いたい。それ以上のことは望めない。
彼女の日本の女子ゴルフ界での功績、世界での全ての達成、我々は脱帽するしかない。私は本当に寂しいわ。彼女はツアーで最もフレンドリーな選手。一番いい時に引退する。第二の人生でも友達でいてもらいたいわ」
米ゴルフ専門局「ゴルフチャンネル」では元世界ランク1位で全米賞金女王にも輝いたステイシー・ルイス(アメリカ)が「寂しいわ。良き友人として、でもワクワクする。自国でゴルフを発展させるために、多くの機会があるはず。ただ、週単位でここに来られなくなるのは悲しい」などと語っていた。
世界各国の選手からも引退を惜しむ声が上がっている宮里。トッププレーヤーにとって、人柄でも魅了したアイ・ミヤザトの存在は大きなものだったようだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer