本拠地レッドソックス戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は21日（日本時間22日）、本拠地で行われたレッドソックス戦に「1番・DH」で先発し、第3打席で右中間へ30号ソロを放った。飛距離473フィート（約144メートル）の特大弾にベンチの同僚も唖然。クレイトン・カーショー投手は「言葉がないよ。あんなの見たことがない」と驚くばかりだった。試合後には、復帰間近のカーショーについて大谷が口を開いた。

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　通算210勝の最強左腕がついに帰ってくる。左肩の手術により、開幕から60日間の負傷者リストに入っていたカーショー。25日（同26日）の本拠地ジャイアンツ戦で今季初登板が予定されている。この日はベンチで試合を中継した米スポーツ専門局「ESPN」の実況席とマイクを繋ぎ、大谷の特大弾について「アメージングだったよ。言葉がないね。あんなの見たことがない」などと驚きを語っていた。

　試合後、同局のインタビューに応じた大谷にカーショーの復帰に関する質問が飛んだ。通算対戦成績は11打数無安打4三振。「対戦相手ではない状況で、彼が投げることにどのくらい興奮していますか？」と問われると、「多分、一番打ってないくらいの投手だと思うので、もう（打席に）立たなくていいという嬉しさと、間近で見られる嬉しさとどっちもあると思います」と微笑んだ。

　カーショーはドジャース一筋17年目の大ベテラン。サイ・ヤング賞を3度受賞するなど歴代屈指の左腕として名高い。山本由伸投手やウォーカー・ビューラー投手など先発陣に負傷者が続出しているドジャースにとって、大エースの帰還は朗報となりそうだ。大谷はこの日3打数1安打1打点1四球で9-6の勝利に貢献。日本人初となる4年連続の30本塁打も達成した。