勝敗付かずも7回1失点、チームのサヨナラ勝ちに貢献

　米大リーグ、カブスの今永昇太投手は21日（日本時間22日）、本拠地シカゴで行われたダイヤモンドバックス戦で球宴後初先発し、7回を投げ2安打1失点で降板した。6回2死まで無安打投球を続け、チームを後半戦初勝利へ導く好投には米国のメディアから「壮観だった」「星のように輝かしい登板」などと賛辞が相次いだ。

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　今永は初回、マルテ、グリチェック、グリエルJr.から3者連続三振を奪う絶好の立ち上がり。2回先頭のウォーカーに死球を与えたもののその後も快投を続け、6回2死からグリチェックに中前打を許すまで無安打投球。7回1死からスアレスに左翼へソロ本塁打を浴びて先制を許し、この回限りで降板した。自身メジャーでは最多となる10奪三振を記録した。

　チームはその後、9回1死三塁から鈴木誠也の中前適時打で1-1の同点に追いつき、10回にホーナーが押し出し四球を選び2-1でサヨナラ勝ち。我慢比べを勝利に導いた今永の投球には、記者から称賛の声が相次いだ。

　米イリノイ州地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」などに寄稿するティム・ステビンズ記者はXで「ショウタ・イマナガの支配的な登板」とつぶやき、地元紙「シカゴ・サンタイムズ」のカイル・ウィリアムス記者もXで「ショウタ・イマナガは壮観だった」と報じた。

　また米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」は公式Xで「ショウタ・イマナガが球宴明けに星のように輝かしい登板！」と伝えている。今永は自身に勝ちはつかなかったものの今季8勝2敗、防御率2.86の好成績を収めている。