1死満塁、絶好機の豪雨で継続試合 慶応・森林貴彦監督は初体験も前向き「運がいいね、と伝える」
第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は16日、4回戦が行われた。サーティーフォー相模原の第2試合、昨夏日本一に輝いた慶応と横浜商大高の試合は悪天候のため継続試合となった。慶応の森林貴彦監督は「選手たちには『運が良いね』と伝える」と前向きにとらえた。
第106回全国高校野球選手権・神奈川大会
第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は16日、4回戦が行われた。サーティーフォー相模原の第2試合、昨夏日本一に輝いた慶応と横浜商大高の試合は悪天候のため継続試合となった。慶応の森林貴彦監督は「選手たちには『運が良いね』と伝える」と前向きにとらえた。
0-0で迎えた3回1死一、二塁の場面、慶応の「3番・捕手」で出場した加藤右悟主将(3年)が粘って四球を選ぶと雨脚が強まり試合が中断。一時は、グラウンドに砂を入れて整備を行ったが、中断から47分後の午後2時45分、継続試合となることが決定した。
継続試合は2022年から春夏の甲子園に導入され、現在はすべての都道府県の地方大会に広がっている。雨などで試合が中断した場合、翌日以降に中断時点から再開するルールだ。
森林監督にとっては初めての継続試合だといい「選手たちには『運がいいね』と伝える。復習して、試合をできることはなかなかないので、復習の時間を有意義に使いたい」とコメント。1死満塁とチャンスの場面での中断にも「良いコンディションでお互いの力が出し合える方が良い」と前向きだ。打席に立っていた加藤は「春の大会で負けてから試合の入りを意識してきた。試す場として良い機会」と話していた。
また、横浜商大高の八木澤辰巳監督も「雨の中続けるよりはよかったのかなと思う。1死満塁から始まる状況を把握してやりたい」と運営側の判断を歓迎した。
継続試合は17日午前11時から、横須賀スタジアムで行われる。
(THE ANSWER編集部)