直近7戦6敗、ロバーツ監督「使える選手が残っていない」 リリーフが回またぎ失敗、苦しい台所事情を吐露
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地タイガース戦に「1番・DH」で先発出場。4打数2安打の活躍もチームは3-4で逆転サヨナラ負けを喫した。2戦連続で9回に追いつかれる悪夢の展開。ここ7試合で6敗と球宴前に一気に調子を落とし、前半戦を終えた。デーブ・ロバーツ監督は「間違いなくもどかしいものだった」と落胆した。
敵地タイガース戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地タイガース戦に「1番・DH」で先発出場。4打数2安打の活躍もチームは3-4で逆転サヨナラ負けを喫した。2戦連続で9回に追いつかれる悪夢の展開。ここ7試合で6敗と球宴前に一気に調子を落とし、前半戦を終えた。デーブ・ロバーツ監督は「間違いなくもどかしいものだった」と落胆した。
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悪夢の展開だった。3-2と1点リードで迎えた9回。8回から登板した5番手のラミレスが先頭のマッキンストリーに三塁打を浴びると、代打マロイに適時中前打を許して同点に。さらに次打者がバントしたところでラミレスが処理を誤り、無死一、二塁となった。続くペレスもラミレスの前にバントすると、フォースアウトを狙った三塁への送球は大きく逸れて二塁走者が生還。まさかのサヨナラ負けとなった。
ドジャースは前日の同カードも5点リードの9回に同点に追いつかれると、延長10回にサヨナラ2ランを浴び9-11で大逆転負け。オールスター前最後の3連戦は1勝2敗。ここ7戦6敗と調子を落とした状態で前半戦を終えた。56勝41敗で勝率.577。試合中の2位ダイヤモンドバックス、パドレスとのゲーム差は6.5となった。
中継した米地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」は試合後番組で取材に応じたロバーツ監督のコメントを紹介した。指揮官は「前半戦の終わり方として間違いなくもどかしいものだった」と落胆。「今日は難しかった。選択肢が多くなかったから。9回、使える選手が残っていなかった。ベシアを登板させたら、10回には野手を投げさせなくてはならなかった」と苦しい台所事情を説明した。
ドジャースはグラスノー、山本由伸、ビューラーら投手陣が相次いで離脱。先発がイニングを稼げない中、ブルペン陣に負担がかかる日が続いていた。ロバーツ監督は「オールスターブレイク(休暇)が最適なタイミングで来たと思う。リセットする機会になる」と球宴のため20日(同21日)の本拠地レッドソックス戦まで試合がないことを前向きに捉えた。
(THE ANSWER編集部)