身長224センチより216センチのほうが高く見えるワケは…

　パリ五輪の男子5人制バスケットボールは27日に開幕する。日本代表と同組の開催国フランスで注目されるのが、昨季の米プロバスケットボール（NBA）で新人王に輝いた20歳ビクター・ウェンバンヤマと、4度のNBA最優秀守備選手賞を誇るルディ・ゴベアだ。身長224センチと216センチのツインタワーが“身長偽装”した証拠写真が公開されると「これはすごく可愛い」といった声が上がっている。

　お茶目な一面を見せた。フランス代表は現地12日、セルビアと国際親善試合を行い67-79で敗れた。試合前には集合写真が撮影されたが、身長224センチのウェンバンヤマよりも同216センチのゴベアのほうが高く見える。違和感の正体は背後から見れば一目瞭然。ウェンバンヤマは軽く膝を曲げ、逆にゴベアは背伸びしていた。隣り合わせの2人はともにニヤリとした笑みを浮かべている。

　米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式インスタグラムが「ウェンビーはゴベアの方が背が高くなるようにかがんだ」と記して画像を公開。キャプションには泣き笑いの絵文字とともに「ゴベアがつま先立ちしている」と添えた。

　216センチのゴベアが背伸びする珍現象に米ファンからは笑撃を受けたようなコメントが寄せられた。

「これはすごく可愛い」
「ウェンビーが、7フィート1インチの男に低身長の劣等感をもたらした（笑）」
「ウェンビーの弟にはならねぇ」
「ルディは本当にウェンビーになりたいんだ」
「なんでだよ（笑）」
「なんでウェンビーは他人のエゴを高めようとしているの…」
「これはウケる（笑）」
「ウェンビーが敬意を表している」
「これは明らかに意図的だ」

　21年の東京五輪で銀メダルに輝いたフランス。自国開催のパリ五輪でも5連覇を狙う世界ランク1位の米国の対抗馬筆頭と見られている。日本とは30日に対戦予定。日本の最長身はジョシュ・ホーキンソンの208センチ。一番低い富樫勇樹は167センチで、ウェンバンヤマとの身長差は実に57センチだ。