サッカー観客VS選手の大乱闘がカオス 客席から見ると「セキュリティーどこ?」「W杯できるのか」
現地10日に米ノースカロライナ州で行われたサッカーの南米選手権(コパ・アメリカ)準決勝、コロンビア―ウルグアイ戦後にウルグアイ選手とファンがスタンドで起こした乱闘の波紋が広がっている。客席で撮影された乱闘動画に対し、海外ファンから「セキュリティーはどこにいるんだ?」と混乱した様子の声が寄せられた。
客席から見たコパ・アメリカ準決勝の乱闘とは
現地10日に米ノースカロライナ州で行われたサッカーの南米選手権(コパ・アメリカ)準決勝、コロンビア―ウルグアイ戦後にウルグアイ選手とファンがスタンドで起こした乱闘の波紋が広がっている。客席で撮影された乱闘動画に対し、海外ファンから「セキュリティーはどこにいるんだ?」と混乱した様子の声が寄せられた。
カオスな熱気が漂っていた。サポーターをかき分けながら客席を乗り越えていくウルグアイの選手たち。黄色のレプリカユニホームなどを着たコロンビアサポーターは飲み物を投げつけた。選手が飛びかかると、サポーターも応戦。周囲の観客では止められない状況だった。
米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー専門インスタグラムは「試合後にウルグアイの選手とスタッフがコロンビアのサポーターと肉体的な衝突を起こした様子を撮影したアングル」とつづり、客席から撮影された動画を公開。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」はFWダルウィン・ヌニェス、DFロナルド・アラウホ、MFエミリアーノ・マルティネスの関与を伝えていた。
複数の海外メディアが報じた通り、選手の家族がコロンビアサポーターに危害を加えられそうになったのが発端。海外ファンからは「ダルウィンにリスペクトを!」「彼には手をあげる権利がある」と選手擁護の声が上がった一方、「どの側面から見ても恥ずべきことだ」「プロはどんなファンであれ攻撃すべきではない」「ウルグアイの選手たちは処分を受けるべきだ」と批判も集まった。
また「大きな疑問なんだが、セキュリティーはどこにいるんだ?」「どうやったらこの国がW杯を開催できるのか知りたい」「コパ・アメリカは決して平和ではない」とスタジアムの治安を指摘する声も。試合はコロンビアが1-0でウルグアイを下し、23年ぶりの決勝進出を果たしたが、後味の悪さを残した。
(THE ANSWER編集部)