復調の錦織、ジュネーブ名物「大噴水」で束の間リフレッシュ「いい1週間になれば」
ワウリンカは「とても特別な気持ち」、歓迎受ける地元ファンに応えられるか
今季は右手首の故障に苦しんできた。4月のバルセロナ・オープンは欠場。そして、マドリード・オープンでも再発し、準々決勝の同2位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)戦を棄権。BNLイタリア国際ではコンディションの良さを見せ、復調気配を感じさせていたが、3回戦のフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)戦で敗れてしまった。
当初BNLイタリア国際後、全仏オープンに直行予定だったが、グランドスラム前に試合数をこなすためにジュネーブ・オープンへの参加を決めていた。錦織にとっては慌ただしい緊急参戦となったが、ジュネーブの空気は心身ともに錦織をリフレッシュさせている様子だ。
一方、第1シードの地元の英雄、ワウリンカは「ジュネーブでのプレーはとても特別な気持ちになる。最高のトーナメントだし、最高の天気で、ファンも素晴らしい時間を過ごすだろうね」と話している。
世界トップ10の2人がそろい踏みで地元では大きな歓迎を受けている2人。錦織はスイスのファンにプレーで期待に応えられるか。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer