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バスケ日本戦で異例の謝罪「今日はすみませんでした!」 3Pを11本中10本失敗の主将・林が絶叫

世界ランク9位のバスケットボール女子日本代表は6日、東京・有明アリーナで同26位ニュージーランドとの国際強化試合に92-50で勝利した。125-57だった4日に続く連勝。パリ五輪に向けた国内最後の試合を終え、欧州遠征に向かう。観衆は1万745人。

女子バスケ日本代表の林咲希【写真:Getty Images】
女子バスケ日本代表の林咲希【写真:Getty Images】

三井不動産カップ(東京大会)

 世界ランク9位のバスケットボール女子日本代表は6日、東京・有明アリーナで同26位ニュージーランドとの国際強化試合に92-50で勝利した。125-57だった4日に続く連勝。パリ五輪に向けた国内最後の試合を終え、欧州遠征に向かう。観衆は1万745人。

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 序盤から日本が主導権を握った。宮崎早織が相手を置き去りにするドライブを連発。赤く染まった会場は騒然となった。本橋菜子が3ポイント(3P)シュートを2本成功させ、24-13で第2クォーター(Q)へ。高田真希が3Pやリング下から得点を重ね、47-29の大差前半を折り返した。第3Qも流れを渡さず、馬瓜エブリンが速攻からレイアップ。山本麻衣がオフェンスリバウンドから得点を決めた。

 前半6本の3P全てを外した主将の林咲希もようやく長距離砲を沈め、効果的に点差を広げた。70-38で最終Qに突入。宮澤夕貴も3Pを決めるなど最後まで走り勝つスタイルを継続した。最後に宮澤がブザービーター。初戦ほどの差をつけられなかったが、92-50の大差で勝利を飾った。

 コート上のインタビューでは、この日3Pを11本打ち、1本しか決められなかった林が「今日はスリーを決められずすみませんでした!!」と異例の謝罪。マイクを前に客席に頭を下げたが、メンバーからは「いいよ! いいよ!」と声が飛び、チームの雰囲気の良さを窺わせた。

 林は「毎回シュートが決まるたびに声援をありがとうございました。私たちにとって凄いパワーになりましたし、この声援を背に頑張っていきたいなと思いました。ありがとうございました」と感謝。パリ五輪へ「金メダルを獲ることを目標にここまで頑張ってきた。ただ、まだまだ課題は残っていますし、今日のようなシュート率ではなかなか勝てない。全員でレベルアップをして、金メダルを獲って帰ってきます!」と宣言した。

 恩塚亨監督も「選手たちは朝から晩まで自分の意思で自分を高めようと、パリで最高のパフォーマンスを出そうと日々頑張ってきた。今日はいいところ、課題もあったものの、今この瞬間に何ができるか見出してきた。林選手は謝っていたけど、その分リバウンド、ディフェンスで貢献してくれた。どんなことがあっても私たちのバスケットをやりきってくれる」と労い、「世界を驚かせることができると思います」と意気込んだ。

 女子日本代表は6月20、21日に北海道で同3位オーストラリアに2連勝。7月4日のニュージーランド戦も68点差で大勝し、直近3戦全勝と勢いに乗っていた。今後は19日に同7位の五輪開催国フランスと、21日に同6位ベルギーと対戦。五輪は29日に7連覇中の米国との初戦を迎え、ベルギー、ドイツと激突する。

 6月25日、最終候補16人からパリ五輪内定12人が発表された。川井麻衣、内尾聡菜、野口さくら、平下愛佳の4人が落選。高田真希、町田瑠唯、宮澤夕貴が3大会連続出場、3人制バスケで代表経験がある馬瓜ステファニー、山本麻衣を含め、12人全員が五輪経験者となった。史上最高だった2021年東京五輪の銀メダル超えを目標に掲げる。

(THE ANSWER編集部)


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