ネーションズリーグ決勝

　バレーボールのネーションズリーグ（NL）は30日（日本時間7月1日）、ポーランド・ウッジで決勝が行われ、世界ランク2位の日本代表が東京五輪金メダルで同5位のフランスにセットカウント1-3（23-25、25-18、23-25、23-25）で敗戦。大会初優勝とともに主要大会52年ぶりの金メダルは逃したが、大会初の銀メダルを獲得した。相手選手も「彼らは非常にスキルが高く、我慢強い」と賛辞を送った。

　日本はセットカウント1-3で敗れたものの、落としたセットは全て2点差。最後まで諦めない姿勢で東京五輪王者に食らいついた。両軍最多の24得点を挙げたフランスのオポジット、ジャン・パトリも、そんな日本の戦いに敬意を表した。スイスのバレーボール専門メディア「バレーボール・ワールド」が「フランスがパリ五輪に向けVNLを再び制する」と題する記事でパトリのコメントを紹介した。

「日本は常に手強い相手だ。彼らは非常にスキルが高く、極めて我慢強い。そして全部ディグするんだよ。彼らと対戦する時は私たちも我慢強くいようとするけど、ずっと集中しているのはいつだって難題だよ」

　簡単には勝たせてくれない難敵を倒し、金メダルを獲得したパトリは「私たちの今季最大の目標であるパリ五輪に向けて、VNLで優勝できたのは素晴らしいことだ。準決勝進出を目標にしていたが、金メダルを獲得することに勝るものはないね」と感激。パリ五輪でも日本の大きなライバルとなりそうだ。