ネーションズリーグ

　バレーボールのネーションズリーグ（NL）は29日（日本時間30日）、ポーランド・ウッジで準決勝が行われ、世界ランク2位の日本代表が同3位のスロベニアをセットカウント3-0（25-21、27-25、31-29）で完勝。史上初の決勝進出を決め、銅メダルを獲得した昨年から2年連続のメダルを確定させた。試合前に西田有志が見せたお茶目な一面に日本のファンは「譲ってあげるの優しい」と注目した。

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　人柄の良さが表れていた。スロベニア戦の試合開始前。コート上での円陣が解けた後、西田は右手を掲げ、関田誠大に近寄った。ハイタッチをしようとしたようだが、横から来た大塚達宣に気づくと一瞬静止。そのまま右手を差し出し「どうぞ」のポーズを作った。後輩に先を譲った西田はその後、大塚との挨拶が終わった関田に改めて笑顔でハイタッチ。軽くハグを交わして決戦へと臨んだ。

　BS-TBSの中継でも捉えられた微笑ましい光景。聞こえなくても分かる「どうぞ」の譲り合い精神は、日本から視聴していたファンの間でも大きな話題に。X上には様々なコメントが書き込まれた。

「お先にどうぞ！可愛すぎる」
「ジェントルマン」
「西田がハイタッチの順番待ちしてるwwww」
「譲ってあげるの優しい　こういう人柄も好きです」
「可愛い笑　先どうぞどうぞ！しっかり順番待ってる笑」
「こういうところキュンとするなぁ」
「西田のこういう所めっちゃ良いよなぁwwwww」
「西田くんは一見チャラ系と思われがちだけど選手に対しての対応や自身のYouTube見てるとさすが古賀ちゃんお墨付きなほどマジで優しい」

　西田はこの日、21得点の石川祐希に次ぐチーム2位の18得点をマーク。サービスエースも2本決めた。日本はネーションズリーグでは初の決勝進出。主要国際大会では金メダルを獲得したミュンヘン五輪以来52年ぶりの快挙となった。30日（日本時間7月1日）の決勝では同5位のフランスと対戦する。