ネーションズリーグでの快挙、隣国はどう伝えた？

　バレーボールのネーションズリーグ（VNL）女子決勝トーナメント準決勝（タイ・バンコク）は22日、世界ランク7位の日本が同1位でパリ五輪1次リーグ同組のブラジルにセットカウント3-2（26-24、20-25、25-21、22-25、15-12）で勝利。決勝進出とこの大会初のメダルを確定させた。これに驚いているのが韓国メディア。「誰も予想できなかった」と番狂わせと見る一方で「次元が違う」として日本の着実な進化を伝えている。

　韓国メディア「MKスポーツ」は「イタリア出てこい！　大異変、日本女子バレー　予選12連勝ブラジル破りVNL初の決勝進出」という記事を掲載、日本代表の快挙に驚いている。記事は「誰も予想できなかった結果だ」とこの結果を表現。さらに「8強で中国を破った日本は、ブラジルの火力と高さに負けなかった。相手攻撃の反則を誘い、安定したレシーブで勝利をつかんだ」と戦いぶりを伝えた。

　また「スポーツソウル」は「次元の違う日本バレー」という見出しで報じている。「日本バレーが世界に号令をかけている」としてワールドクラスの戦いぶりを称賛。「日本は特有の組織力とミスのないバレーを前面に出してブラジルを苦しめた。得点、ブロッキングで遅れをとったが、反則の差が大きかった。日本はフルセットを戦う中で15回で、24回のブラジルと比べはるかに少なかった」と、日本の強みを伝えている。

　東京五輪4位に入った韓国は世代交代が進まず、ネーションズリーグはすでに敗退。パリ五輪出場権も逃している。