赤土の王者ナダル、群を抜く強さ 本人も充実感「自分に対して満足」
男子テニスのBNLイタリア国際3回戦で、世界ランキング4位のラファエル・ナダル(スペイン)がジャック・ソック(アメリカ)を6-3、6-4で下して準々決勝進出を決めた。ATP公式サイトではナダルの試合後コメントを紹介するとともに、今季クレーコートでの圧倒的な強さを紹介している。
BNLイタリア国際で準々決勝進出
男子テニスのBNLイタリア国際3回戦で、世界ランキング4位のラファエル・ナダル(スペイン)がジャック・ソック(アメリカ)を6-3、6-4で下して準々決勝進出を決めた。ATP公式サイトではナダルの試合後コメントを紹介するとともに、今季クレーコートでの圧倒的な強さを紹介している。
24歳のソックは3月のBNPパリバ・オープンで錦織圭(日清食品)を撃破するなど、成長株として注目を集めつつある存在。しかしその相手に対してもナダルは貫録を見せつけるストレート勝ちを飾った。
記事によると本人は試合後、「サーブをうまくキープできた。何本かフォアハンドのウィナーを打てたし、それを実践し、実現しようと日々心がけている。ただ今日に関しては明らかによくプレーできたと思うし、自分に対して満足しているよ」と語っている。
“赤土の王者”の異名を取るように、ナダルのクレーコートの強さは以前から知られるところだったが、2017年は群を抜いているようだ。同サイトのデータによると今年に入ってからのクレーコートの成績は17戦全勝。セット数も「33-2」と圧倒的な数字を残している。近年、負傷に泣かされてきたナダルは再び全盛期の強さを取り戻している印象だ。
現地時間19日に行われる準々決勝の相手はマドリード・オープン決勝で勝利した世界ランキング7位ドミニク・ティエム(オーストリア)。ナダルは「常に改善していくべき余地はあるよ。それこそ僕が毎朝起きる理由だからね。何かを向上させるため、練習に向かうモチベーションにしている」とも語っているという。
この後に通算10度目の全仏オープン制覇を見据える30歳は心身ともに充実感を漂わせている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count