「それが僕のゴール」― 27歳錦織が描くグランドスラム制覇への青写真とは
優勝11度もマスターズ1000はタイトル届かず「優勝することで大きな飛躍遂げたい」
「願わくば、今年どこかでマスターズを優勝することで、大きな飛躍を遂げたいと思っています。将来、どこかでマスターズとグランドスラム優勝を果たす。それが僕のゴールですね」
記事では、今季タイトルはないが、キャリアで11度の優勝を果たしたことを紹介されている錦織。だが、2014年の全米オープンで準優勝を果たし、昨年にリオデジャネイロ五輪では銅メダルを獲得しながら、マスターズ1000とグランドスラムのタイトルを手にしたことがない。
マスターズ制覇からグランドスラム制覇へ――。一つずつ階段を上がっていくことが、日本の27歳が描く青写真のようだ。
今大会のイタリア国際もマスターズ1000に属し、3回戦で世界ランク34位のマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)と激突。月末の全仏オープン後もマスターズ1000の大会に参戦する見込みだ。キャリアの起爆剤としてビッグタイトルを手にし、さらなる飛躍を遂げることはできるだろうか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer