卓球で曲芸的「背面サーブ」が海外で話題 スゴ技にファン驚嘆「サーブの達人だ」
世界選手権に出場予定もルール上は試合で見られず?「それでもクールだ」
では、実際の試合でも見られるかというと、そういうワケではない。
ルール上は球を垂直に上げ、相手から常に球が見えている状態でなければならないため、変則的な方向に上げて顔の後ろを一瞬通過して隠れている「背面サーブ」は認められない。
ITTFで紹介された記事では「これは許されないやつだね」とファンも指摘。ただ、「それでもクールだ」「なんてことだ…」とオリバレスの技術力と発想力に純粋に感心する声が相次いでいた。
別のITTFの記事では、オリバレスがドイツを拠点としてプレーしていることを紹介。「ヨーロッパでプレーすることは選手として大きなチャンスだ。プロリーグでのプレーやレベルの高い相手と対戦することができる。ラテン・アメリカではシステムが違うため、多くの選手が海外でプレーしている」と話しており、飽くなき向上心の持ち主のようだ。
そんな25歳は29日開幕の世界選手権に出場予定。「背面サーブ」は残念ながら拝むことはできないが、ユニークな発想を持つチリ人のラケットさばきには注目だ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer