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F1マシンが4.5億円超の損害、衝撃クラッシュでカメラマンも巻き添えに 海外報道「飛んできた破片で…」

自動車レースのF1第8戦モナコGPは26日(日本時間27日未明)にモンテカルロ市街地コースで行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が今季初優勝を飾った。スタート直後に複数のクラッシュが発生する波乱のレース。セルジオ・ペレス(レッドブル)のマシンがぐちゃぐちゃに潰れてコースから撤去されるという衝撃シーンの裏で、コース横で撮影していたカメラマンが負傷していたことが明らかになった。スイス紙が報じている。

スタート直後に大クラッシュが発生したF1モナコGP【写真:ロイター】
スタート直後に大クラッシュが発生したF1モナコGP【写真:ロイター】

F1モナコGP

 自動車レースのF1第8戦モナコGPは26日(日本時間27日未明)にモンテカルロ市街地コースで行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が今季初優勝を飾った。スタート直後に複数のクラッシュが発生する波乱のレース。セルジオ・ペレス(レッドブル)のマシンがぐちゃぐちゃに潰れてコースから撤去されるという衝撃シーンの裏で、コース横で撮影していたカメラマンが負傷していたことが明らかになった。スイス紙が報じている。

 凄惨なシーンが繰り広げられた。後方グリッドからのスタートとなったペレスが加速しようとしたところに、右後方からマグヌッセン(ハース)が強引にマシンをねじ込みタイヤが接触。ペレスのマシンは回転してコースをふさぐ形になり、左右の壁に激突した。タイヤが吹き飛んで残骸のようになり、両者リタイア。幸い、ペレスもマグヌッセンにも怪我はなく無事だったが、レースは40分近く中断された。

 制御を失って横滑りするような形になったペレスのマシンは、フェンス越しに写真を撮影していた複数のカメラマンの前の壁にクラッシュ。予期せぬ動きにカメラマンたちはフェンスのそばから逃げ、身をかがめた。白煙とともにマシンの破片が宙を舞う衝撃の光景に、周囲からは悲鳴も上がっていた。

 スイス大衆紙「ブリック」は「モンテカルロのペレスのスタートクラッシュでカメラマンが負傷」との見出しで記事を掲載。本文では「テレビでもガレージでも悲鳴が上がった。破片が数メートル吹っ飛び、ガードレールには大きな穴が開いた」と凄惨な状況が説明された。「その後ろではイタリア人カメラマンがうずくまって地面に倒れていた。長い三脚で状況判断を誤り、飛んできた破片で負傷した」いうが「ただ、彼は大事には至らなかった」と軽傷だったことも伝えている。

 これでペレスはリタイア。F1公式X(旧ツイッター)は、もはやクルマの体をなしていないペレスのマシンが撤去される写真を公開してファンに衝撃が走った。レッドブルの最高顧問を務めるヘルムート・マルコ氏は損害額が最大300万ドル(約4億6800万円)にも及ぶことを明かしている。

(THE ANSWER編集部)

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