錦織が飛んだ!? 背面の“跳躍忍者ボレー”が大会超ショット5傑 実況「オオッ!」
男子テニスの世界ランク11位・錦織圭(日清食品)はエルステバンク・オープンで準優勝を飾り、ウィーンに鮮烈な印象を残した。ATP公式中継サイト「テニスTV」は“大会ベストショット5選”を選出。錦織が準決勝で演じた忍者的な“背面跳躍ボレー”が選ばれ、実況アナは「オオッ! 批判することが難しい」と唸った一撃がスポットライトを浴びている。
準決勝の“超絶ボレー”に脚光、「テニスTV」が大会ベストショット5傑を選出
男子テニスの世界ランク11位・錦織圭(日清食品)はエルステバンク・オープンで準優勝を飾り、ウィーンに鮮烈な印象を残した。ATP公式中継サイト「テニスTV」は“大会ベストショット5選”を選出。錦織が準決勝で演じた忍者的な“背面跳躍ボレー”が選ばれ、実況アナは「オオッ! 批判することが難しい」と唸った一撃がスポットライトを浴びている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
これが錦織の真骨頂だ。準決勝のミハイル・ククシュキン(カザフスタン)戦の第1セット第5ゲームだった。錦織は自身のサービスからククシュキンをサイドに振り、思い切り良くネットプレーに出た。すると、ククシュキンも思うようにはさせないと、がら空きの後方を狙ってロブショットを放つ。身長178センチ。決して大きくない錦織が驚異のプレーを見せた。
錦織は体重を後ろに移動させながら、半身になって跳び上がる。抜群の跳躍力を発揮すると、最後はネットに背を向ける形でバックハンドで一閃。しかも、ククシュキンから遠いフォアサイドを冷静に狙って返している。錦織の身体能力と判断力が凝縮させた一撃がウィナーで決まり、ウィーンに詰めかけた会場のファンからどよめきに近い歓声が沸き起こった。
「テニスTV」は大会を終えて「ウィーンが届けた。どのショットがお気に入り?」とつづり、今大会のスーパーショット5本を選出し、A~Eの最初の「A」で錦織の背面跳躍ボレーを公開。映像では実況アナが「オオッ!」と思わず感嘆の声を上げると「批判することが難しい」と唸り、解説者も「ククシュキンもあそこに打たれたら仕方ない。厳しいボールだ」と賛辞を述べた。
他にもククシュキン(ディミトロフ戦)、ベルダスコ(エドマンド戦)、ティアフォー(錦織戦)、アンダーソン(錦織戦)のスーパーショットが収められており、ファンも思い思いにイチオシショットを挙げ、錦織の「A」も多く集まっていた。この試合をストレートで制し、決勝進出した錦織。優勝こそならなかったが、今大会はウィーンで爽やかな快進撃を演じた。
シーズン最終盤となり、状態を上げてきている日本のエース。その好調ぶりを象徴させるような一撃だった。
(THE ANSWER編集部)