大谷翔平に漏れた絶望、懺悔、笑い「ウソだろ…」「失望したよ」 敵をも魅了してしまう爆発的打棒
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手はここまで打率.355、11本塁打、OPS1.103と好調を維持している。10年総額7億ドル(約1014億円=当時)の大型契約で移籍して1年目。規格外の打撃は対戦相手の実況席をも魅了している。チームはシーズンの約4分の1にあたる39試合を消化。現時点で出てきた敵地放送局の唖然とした反応の一部を振り返る。
ドジャースは今季の約4分の1を消化
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手はここまで打率.355、11本塁打、OPS1.103と好調を維持している。10年総額7億ドル(約1014億円=当時)の大型契約で移籍して1年目。規格外の打撃は対戦相手の実況席をも魅了している。チームはシーズンの約4分の1にあたる39試合を消化。現時点で出てきた敵地放送局の唖然とした反応の一部を振り返る。
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まずは4月17日(同18日)の本拠地ナショナルズ戦。米メリーランド州地元局「MASN」の解説ケビン・フランドセン氏から「ホッホッホ……」と笑い声が漏れた。大谷の第2打席、平凡な左飛に倒れただけだったが……理由は左翼手の位置。フェンス手前まで下がる大谷ならではのシフトを敷いていたため、普通なら余裕を持って取れるはずの打球にもかかわらず、勢い良く前進してなんとかキャッチしたことに笑ってしまっていた。
小声で漏らした驚きの声がマイクに拾われた事もあった。4月8日(日本時間9日)の敵地ツインズ戦。大谷は逆方向に高々と舞い上がる3号ソロを放った。ツインズの地元放送局「バリー・スポーツ・ノース」では、コーリー・プロブス氏が静かに結果を実況。解説を務めたメジャー通算247本塁打のジャスティン・モーノー氏は思わず「ウソだろ……」と絶望を込めて呟くしかなかった。
今季初見参となった4月29日(同30日)の敵地ダイヤモンドバックス戦では、敵側放送局がまさかのボヤキを口にしていた。実況のスティーブ・ベルティオーム氏が「ショウヘイのショーが街へやってきました」と切り出すと、解説のボブ・ブレンリー氏は「今日、彼がフィールド上で打撃練習をしてくれなかったから、ものすごく失望したよ」と、とんでもない打球を次々に放つ屋外フリー打撃が観れなかったことに残念そうな一言を漏らしていた。
大谷が米国に渡った2018年当時の「メジャーでは打てない」との評価を“懺悔”した解説者もいる。今季初の1試合2本塁打を記録した5月5日(同6日)の本拠地ブレーブス戦。米ジョージア州地元放送局「バリー・スポーツ・サウス&サウスイースト」の解説者CJ・ニコースキー氏は「打撃ではついていかないだろうと思いましたが、全くそんなことはなかった。彼は本物です」と手のひらを返した。
(THE ANSWER編集部)