本拠地ブレーブス戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は3日（日本時間4日）、本拠地ブレーブス戦に「2番・DH」で先発出場。盗塁を2つ決めるなど脚で魅せたほか、1点を追う延長10回1死二塁から起死回生の同点タイムリーを放つなど活躍。3打数1安打1打点、2四球2盗塁で4-3で勝ったチームに大きく貢献した。これで盗塁は今季7つ。成功率は未だ100％をキープしている。

　ユニホームは泥だらけ。ズボンに穴もあけながら、大谷が勝利へ躍動した。3回1死走者なしの第2打席。相手先発のモートンから四球を選び出塁すると、2死となった4番スミスの打席で二盗に成功。完璧に盗み、悠々二塁へ滑り込んだ。スミスはその後に中前打を放ち、大谷の盗塁が生きる形で同点に追いついた。

　ユニホームは破れてしまったが、お構いなしに走る大谷。今度は8回、またも四球で出塁すると、一塁へのけん制で誘い出されながらも二塁へ。投手からボールを受けた一塁手が落とし、盗塁成功となった。これで今季7つ目の盗塁。成功率は100％キープになった。

　1点を追う10回1死二塁の打席では、エンゼルスで同僚だったライセル・イグレシアス投手のチェンジアップをはじき返し、中前に起死回生の同点適時打。一塁ベース上で両手を振り上げて咆哮した。

　牽制球で一塁に頭から戻ったこともあり、大谷のユニホームは上下ともに土色が付くほど。チームは延長11回にパヘスのサヨナラ打が飛び出し、勝利した。大谷はこの試合を終えて.336と高打率を維持している。