今永昇太5勝目に指揮官絶賛「清々しく爽快な素晴らしい投球」 防御率0.78「6試合ともよかった」
米大リーグ・カブスの今永昇太投手が1日(日本時間2日)、敵地メッツ戦に先発し、7回3安打無失点、7奪三振1四球で無傷のデビュー5勝目を挙げた。驚異の防御率0.78はMLB全体トップに浮上。1-0の勝利に導く快投だった。カブス指揮官も称えている。
今永昇太が先発
米大リーグ・カブスの今永昇太投手が1日(日本時間2日)、敵地メッツ戦に先発し、7回3安打無失点、7奪三振1四球で無傷のデビュー5勝目を挙げた。驚異の防御率0.78はMLB全体トップに浮上。1-0の勝利に導く快投だった。カブス指揮官も称えている。
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今永がまたもゼロを並べた。初回を三者凡退でスタートすると、2回1死一、二塁のピンチは遊ゴロ併殺打。4回にはピート・アロンソ、J.D.マルティネスの強打者を2者連続で空振り三振に仕留めた。7回先頭ではアロンソの一塁方向へ転がったボテボテの当たりにダイビング。グラブトスでアウトを奪った。援護は5回の犠飛による1点のみだが、散発3安打の無失点だった。
最後には勝ち投手の権利が消えかけた。1-0で守る9回1死二、三塁で相手打者が左飛。タッチアップした三塁走者はギリギリのタイミングで本塁に突っ込んだ。一度はタッチアウトの判定で試合終了かと思われたが、リプレー検証へ。それでも判定は覆ることなく、ヒヤヒヤさせながらもカブスが勝利をもぎ取った。
この試合で規定投球回に到達。防御率0.78は2位で1.32のレンジャー・スアレス(フィリーズ)を上回るMLB全体トップに浮上した。米イリノイ州地元局「マーキー・スポーツ・ネットワーク」の試合後番組では、カブスのクレイグ・カウンセル監督の取材内容を報道。今永について「際立っていたね。7イニングを力強く投げてくれた。清々しく爽快な素晴らしい投球だった」と絶賛した。
今季最高の投球かという問いには「いや、これまでの6試合全てよかったよ」とコメント。マウンド上の冷静さについて振られると、「そうだね。君があのプレー(7回のグラブトス)に気づいているかわからないけど、あれはブッシュに一塁に戻るように指示しているんだ。素晴らしい判断能力だった。とても賢いプレー。そうしたプレーを複数回、投球でも見せてくれているよ」と褒めちぎった。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者のXによると、自責点が公式記録になった1913年以降では「オープナーを除くデビューから6先発の最低防御率」で両リーグ歴代4位の好記録という。
(THE ANSWER編集部)