王者中国「打倒・平野美宇」へ本気の珍練習 そっくりさん招集&敗戦動画ループ再生
ドイツ・デュッセルドルフで29日に開幕する卓球の世界選手権。優勝候補の一角に挙がる女子シングルスのアジア女王、平野美宇(エリートアカデミー)を打倒するため、王者・中国がついに本腰を入れた。
17歳女王打倒へ本腰…“影武者”28人出現、平野は最多4人「脅威のプレー模倣する」
ドイツ・デュッセルドルフで29日に開幕する卓球の世界選手権。優勝候補の一角に挙がる女子シングルスのアジア女王、平野美宇(エリートアカデミー)を打倒するため、王者・中国がついに本腰を入れた。女子チームは大会で対戦する可能性のある強敵のプレースタイルをコピーした“そっくりさん”延べ28選手を非公開練習に招聘。なかでも“仮想平野”として最多4選手を準備したという。国際卓球連盟(ITTF)サイトが「模倣者が中国代表の非公開練習に動員される」と特集している。
「マーベラス・ミウ」の異名を取るアジア女王対策に卓球王国が総力を挙げ、ついに本気になった。
特集では、23人が世界選手権に向けて招集されたことを紹介し、「女子中国代表にとって脅威となるプレースタイルを模倣するために選出された」と報じている。
代表チームの練習相手として、ライバルの“影武者”を務める中国人選手が選出され、1人で複数役をこなす選手も含めると、延べ28選手を模倣。非公開練習ではライバル選手と同じスタイルで、模擬訓練を繰り返していることを紹介した。
最大の脅威は、平野だという。中国・無錫で行われたアジア選手権で、リオ五輪金メダルで世界ランク1位の丁寧ら中国のトップランカー3人をなで斬りにした日本の17歳について「ミウ・ヒラノは凄まじい脅威と認識されている、彼女の模倣をする選手は4人にも上る」と指摘。平野役として、スン・インシャ、ワン・マンユ、チェン・シントン、リュ・ミンの4選手が緊急動員されたという。