大谷翔平、日本&ワシントンの“桜の絆”に花添えた191km弾 夜空に消えた主役の一発に2.8万人が虜
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地ナショナルズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。6号ソロを含む4打数1安打1打点の活躍で4-1の勝利に貢献した。打球速度は時速118.7マイル(約191.02キロ)の弾丸ライナー。首都・ワシントンD.C.のナショナルズ・パークでプレーするのは初めてだった。「日本人からの美しい贈り物」で、米国の首都が日本との絆を祝福した夜、大谷が花を添えた。
ナショナルズ戦で6号ソロ
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地ナショナルズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。6号ソロを含む4打数1安打1打点の活躍で4-1の勝利に貢献した。打球速度は時速118.7マイル(約191.02キロ)の弾丸ライナー。首都・ワシントンD.C.のナショナルズ・パークでプレーするのは初めてだった。「日本人からの美しい贈り物」で、米国の首都が日本との絆を祝福した夜、大谷が花を添えた。
米メリーランド州地元局「MASN」によると、この試合には、ここ数年の開幕戦よりメディアの取材申し込みが多かったのだという。確かに記者席は、予備の席までいっぱいだった。米国でも屈指の人気を誇るドジャースが襲来。さらに“ユニコーン”大谷の初見参ということもあり、ドジャースの「OHTANI」ユニホームだけでなく、エンゼルスや日本代表、日本ハムの「OHTANI」を着たファンの姿も散見された。
「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」と銘打ち、桜があしらわれたクリームとピンクの特別ユニホームが一部のファンに配布されたこの日、2万7806人がナショナルズ・パークに駆けつけた。日本食レストランを営む有名シェフ松久信幸さんが始球式を務め、駐米日本大使の山田重夫氏も観戦に訪れた。
ナショナルズも、グレーにピンクの桜がデザインされた「チェリーブロッサム・シティ・コネクト・ユニホーム」を着用。球団公式サイトで、桜は「D.C.で最も印象的なシンボル」と記され「我々は日本人からの美しい贈り物を祝福します」とも説明されている一着だ。
主役級のインパクトを残したのは大谷だった。3-1とリードして迎えた9回の第5打席。「バゴォォーン!」と衝撃音が球場に響き渡った。弾丸ライナーがあっという間に右翼2階席へ。バックネット裏、4階にある記者席からは、打球の軌道が弧すら描いていないのではないかと錯覚するほどだった。周りの記者も「ウォォ!」と思わず声を漏らす一撃。客席のボルテージも一気に最高潮へと達した。
試合後、同僚のミゲル・ロハスも取材に対し「あんなことを目撃できる機会があるたびに、彼とチームメイトであることに感謝するよ。最高の選手だと思う」と感服。米国の首都が、大谷に沸いていた。
(THE ANSWER編集部)