「Come ooooon!!!!!」と思わず絶叫のスーパーショット炸裂

　男子テニスのスイス室内は23日、シングルス1回戦で世界ランク3位のロジャー・フェデラー（スイス）が同35位のフィリップ・クライノビッチ（セルビア）に6-2、4-6、6-4で競り勝ち、2回戦進出。苦しんだ一戦で感情が爆発したのは最終セット、思わず絶叫したスーパーショットだ。“咆哮バックハンド”の瞬間をATPが動画付きで公開すると、海外ファンに「100点」「信じられない」「生けるレジェンド」と喝采を呼んでいる。

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　静寂が包む室内に王者の雄たけびが響いた。第3セット、1-1で迎えたクライノビッチのサービスゲームでフェデラーが咆哮した。

　センターへの強烈なサーブをバンクハンドで辛うじてリターンしたフェデラー。しかし、ここからだ。一気に前進し、ネット際からスライス気味にバックハンドを返したクライノビッチに対し、フェデラーはバウンドを合わせ、やや体重を後ろにかけながら、難しい体勢でバックハンドを一閃。これが綺麗なパッシングショットとなり、ポイントを奪った。

　すると、会場から喝采が起こるより早く、フェデラーは「Come ooooon!!!!!」と絶叫。右拳を握り、感情を爆発させた。ATP公式インスタグラムが動画付きで公開。「さて、ロジャー・フェデラーのこのバックハンドを絵文字で表すと？」とファンに呼びかけると、興奮の声が殺到した。