大谷翔平、松井超え176号に「安心と喜び」「早く打ちたかった」 打率.368首位打者&最多安打2冠で連敗脱出
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地メッツ戦に「2番・DH」で先発出場し、メジャー通算176号となる先制の今季5号2ランを放った。3打数2安打2打点で打率.368とし、両リーグで首位打者に浮上。ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏のメジャー日本人最多記録(175本)を更新する歴史的一日にMLBトップに立ち、第5打席を迎えた8回に代打を送られた。
大谷翔平が「2番・DH」で先発
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地メッツ戦に「2番・DH」で先発出場し、メジャー通算176号となる先制の今季5号2ランを放った。3打数2安打2打点で打率.368とし、両リーグで首位打者に浮上。ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏のメジャー日本人最多記録(175本)を更新する歴史的一日にMLBトップに立ち、第5打席を迎えた8回に代打を送られた。
大谷の快音が止まらない。0-0の3回1死一塁。大谷は右腕ハウザーの真ん中付近に入ったスライダーを仕留めた。甲高い打球音を響かせ、打った瞬間それとわかる右越え2ラン。打球速度110マイル(約177キロ)、飛距離423フィート(約128.9メートル)の完璧な当たりだった。さらに3-0の5回無死一、二塁から投手強襲の内野安打。続くフリーマンの右翼への2点適時打に繋げた。
打率を.368まで上げ、両リーグで首位打者に浮上した。35安打、二塁打11本も両リーグ最多。チームは3連敗中で直近9戦7敗だったが、10-0の大勝に貢献した。試合後の中継インタビューでは、松井超えについて振られ「早く打ちたいと思っていた。まず打てて安心と喜びのどっちもあるかなと思います」と安堵した。
打線が爆発したことには「今日をきっかけにもっともっと繋がりのあるいい打線になると思います。何より先発のグラスノーも素晴らしいパフォーマンスだった」と8回7安打無失点の味方右腕を称賛。アンディ・パヘスも1号を放ち、「素晴らしい本塁打だった。本人が一番嬉しいと思うので、ビールシャワーをしたい」と笑った。
大谷は2018年にエンゼルスで大リーグでのキャリアをスタートさせ、今季が7年目。1年目に22本塁打を放って新人王を獲得すると、2021年には日本人のシーズン最多記録となる46本塁打をマーク。昨季は44本塁打で、日本人初の本塁打王に輝いていた。松井氏の175本は10年かけて記録したもの。大谷はそれを大きく上回るハイペースとなった。
(THE ANSWER編集部)