渡邊雄太、NBAで抱えた精神面の苦闘告白「体が全部硬直して…」 日本行き決断後に休養した背景
NBAで6季目のシーズンを終えたグリズリーズの渡邊雄太が20日、自身のSNSで来季は日本でプレーすることを明かした。インスタグラムで生配信。「2つの大きな理由」とし、「バスケットを純粋に楽しみたい」「20代は苦労したので、これからは自分のやりたいバスケットをしたい」と明かした。さらに3月中旬からの離脱理由も説明。「メンタル的なことでお休みをもらっていた」と精神面の苦闘も告白した。
渡邊雄太がインスタライブでコメント
NBAで6季目のシーズンを終えたグリズリーズの渡邊雄太が20日、自身のSNSで来季は日本でプレーすることを明かした。インスタグラムで生配信。「2つの大きな理由」とし、「バスケットを純粋に楽しみたい」「20代は苦労したので、これからは自分のやりたいバスケットをしたい」と明かした。さらに3月中旬からの離脱理由も説明。「メンタル的なことでお休みをもらっていた」と精神面の苦闘も告白した。
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渡邊は今季、2年契約を結んだサンズで開幕を迎えた。しかし、出場機会を増やせず、2018-19年にプレーしたグリズリーズに今年2月にトレード移籍。2戦目に出場し、「久々に25分くらい出場してバスケットってこんなに楽しいんだと思った。ただの1試合なのに寝られないくらい興奮した」と手応えも感じたが、次戦は出場できなかったという。
「試合に出られないことは当たり前のことだったのに、自分でも引くくらいホテルで泣いた。泣き終わってすっきりした時に、NBAはここまでにして、やりたい環境でやるのがいいのかなと思うようになった」
日本でのプレーを決断したが、苦闘は続いた。コートで体に異変が起こるようになったという。
「筋肉が全部硬直する感じ。重りを付けているみたいな。20代のうちは『どんな苦労があっても逃げない、アメリカにこだわり続ける』と決めていたので、自分に呪文みたいなのをかけていた。『そこまで追い込まなくていい。来シーズンは日本でやるんだから楽しんでやりな』って思うようになってストレスや疲労が一気に来た感じ」
バスケを続けられなくなる怖さすら感じたとのこと。GMやチームに相談し、休養を決断した。「終わり方はこのようになってしまったけど、自分の夢に向かって突っ走れたと思う。後悔はないし、シーズンが終わった時も清々しかった」とNBA生活を振り返った。
セラピーを受けるなどし、精神面は改善している。日本でのプレーについて「これまでNBAで学んできたことを見せられる機会が増えると思うので、Bリーグはめちゃくちゃ楽しみ」と意気込む。今夏にはパリ五輪も控え、「NBAで試合ができないと思ってからそこを目標にやってきた。強化試合も含めてたくさん試合に出ると思う」と活躍を誓った。
(THE ANSWER編集部)