水原容疑者の“異常な行動”が判明 1.5億円損失しても何度も懇願…米記者指摘「大きな問題」
米司法省は11日(日本時間12日)、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の通訳を務めた水原一平氏を銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。司法当局が公開している訴状では、巨額の損失を出しながらも賭けの限度額を押し上げるよう何度も求める生々しいメッセージが明かされた。これを受けて、米記者からは「取り付かれたギャンブラー+それを可能にする人=大きな問題」と指摘するような声を上げている。
連邦当局が水原氏を銀行詐欺容疑で訴追
米司法省は11日(日本時間12日)、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の通訳を務めた水原一平氏を銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。司法当局が公開している訴状では、巨額の損失を出しながらも賭けの限度額を押し上げるよう何度も求める生々しいメッセージが明かされた。これを受けて、米記者からは「取り付かれたギャンブラー+それを可能にする人=大きな問題」と指摘するような声を上げている。
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訴状によると、水原容疑者は2021年9月にギャンブルの胴元と賭博を始め、2年余りの間に総額4067万8436ドル(約62億3320万円)の損失を出した。22年1月頃から、胴元に対して限度額の押し上げを求めるテキストメッセージを送っていた水原容疑者は、同年3月10日に「無謀になってしまうから」と一度は限度額を下げるよう求めていた。
しかし、同年5月以降になると、「100万ドル(約1億5300万円)以上の損失がありながらも、胴元はミズハラの限度額を押し上げ続けた」という。同年11月14日、水原容疑者は「僕はスポーツ賭博が下手すぎるようだね(笑)……限度額、また広げられない? 知っての通り、返済しないことを心配する必要はないよ!!」とのテキストメッセージを送信していたという。
水原容疑者は、同年12月9日にも限度額の押し上げを要求。「米国に戻って返済するまでに、母に誓ってこれが最後だから。連絡し続けてごめん……」と送信していた。さらに、翌年の6月22日から24日まで3日連続で限度額の押し上げを要求。「これがしばらくの間で最後になるはず」「最後だと約束する」「最後の最後の最後の限度額押し上げできない? 本当に最後だから」と懇願していたことが明かされた。
この内容に対し、米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のマイク・ディジョバンナ記者は自身のX(旧ツイッター)に「宣誓供述書を読んでいて、イッペイが胴元に『限度額を5万、10万、20万に上げてくれないか……返済するまでに、母に誓ってこれが最後だから』と何度言っていたか数え切れなくなった。胴元の返答はいつも、『ノープロブレム』。取り付かれたギャンブラー+それを可能にする人=大きな問題」と投稿。水原容疑者のギャンブルに染まった“異常な行動”を戒めている。
(THE ANSWER編集部)