“ボーク無視”から物議のストライク判定 悪名高きMLB球審、米記者は引退勧告「もうたくさん」
7日(日本時間8日)に行われた米大リーグ・ヤンキース―ブルージェイズの試合で、悪名高き球審のストライク判定がまたも物議を呼ぶこととなった。ヤンキース地元紙は本拠地が大ブーイングとなった事を伝え、名物記者も「これが最後の試合であるべき」と“引退”を勧告している。
ヤンキース戦での判定が物議
7日(日本時間8日)に行われた米大リーグ・ヤンキース―ブルージェイズの試合で、悪名高き球審のストライク判定がまたも物議を呼ぶこととなった。ヤンキース地元紙は本拠地が大ブーイングとなった事を伝え、名物記者も「これが最後の試合であるべき」と“引退”を勧告している。
初回、先頭打者から不穏な空気がヤンキースタジアムに流れた。ブルージェイズの先発フランシスが、フルカウントからやや不自然な投球動作から投球。トーレスは打席を外し、ボークを訴えたようだが、球審エンジェル・ヘルナンデスは何も言わず。投球は高めに浮き、ボールかと思われたが、高々とストライクをコール。トーレスは見逃し三振となった。
納得いかないヤンキース側は当然抗議。ブーン監督もベンチを出て、観客からは大きなブーイングが巻き起こった。過去に幾度となく判定が物議を醸してきたヘルナンデス球審はこの日、別の場面でも不可解なジャッジを指摘されている。
米ニューヨーク地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「エンジェル・ヘルナンデスがまたも物議を醸す判定でヤンキースを怒らせる」との見出しで記事を掲載。試合前、球審がヘルナンデス氏であることがアナウンスされると「一斉にブーイングが沸き起こった」という。さらに「ヘルナンデスが物議を醸す判定に関わるまでに時間はかからなかった」と初回の出来事を伝えた。
結局判定は覆らず、「それがまたも大きなブーイングをヤンキースタジアムの観客から誘発した」とも報じられた。同紙の名物記者、ジョン・ヘイマン記者は自身のXで「これがエンジェル・ヘルナンデスの最後の試合であるべき。もうたくさんだ」と呆れ果てて“引退勧告”をしていた。
米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」公式Xも「つまり、エンジェル・ヘルナンデスはこれが合法な投球であると言い、ストライクスリーであるとも判定したわけだ」と実際の動画を公開するなど波紋は広がっている。試合はヤンキースが8-3で勝利した。
(THE ANSWER編集部)