カージナルスとの本拠地4連戦最終戦

　米大リーグ・ドジャースは31日（日本時間1日）、本拠地ドジャースタジアムでカージナルスとの4連戦最終戦を行い、4点差を終盤に逆転して5-4で勝ち、カード3勝1敗の勝ち越しで終えた。試合前にはハリウッドで「将軍」役を演じている世界的日本人俳優が始球式に登板。前日に好投した山本由伸投手と交流すると、米ファンから「大好きな日本人俳優」「伝説的」といった声が上がっている。

　しっかりと投げ込んだ。始球式に臨んだのは、2月にディズニープラスで配信が始まったハリウッドドラマ「SHOGUN（将軍）」で主演を務める真田広之。2019年にはやはりハリウッド映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」に出演しており、米ファンからも人気を集めている。マウンドに上がった真田は、捕手役を務めた山本のミット目がけ、渾身の一球を投じた。ボールはやや山なりながらも、ノーバウンドで山本に到達。スタンドから歓声が上がると、真田は手を振って観客に応え、山本と握手した。

　ドジャース公式インスタグラムが「ドジャースタジアムへようこそ。ヒロユキ・サナダとチカーノ・バットマン」とつづって写真と動画を公開。

　真田とともに訪れた、ロサンゼルスを拠点に活動する中南米系アメリカ人4人組のラテンソウル系バンドも紹介すると、米ファンからは「僕が大好きな日本の俳優だ」「チカーノ・バットマン！」「伝説的な始球式！」「ロード・トラナガ」「この人大好き！ショウグン！」「サナダさんの始球式良かった！」といった反響が寄せられた。

　ドジャースは6回までに4点をリードされる苦しい展開だったが、テオスカー・ヘルナンデスとマンシーの本塁打で逆転。5-4の勝利を真田に届けた。