海外自動車レースで驚きの蛮行 壊れた車のバンパーを投げつけ、怒るレーサーの危険行為を米報道
米国の自動車レース「NASCAR」で、レーサーが見せたまさかの蛮行が注目を浴びている。30日(日本時間31日)に米リッチモンド・レースウェイで開催された「NASCAR Xfinityシリーズ」のレース中、壊れた自身の車のバンパーを他のレーサーに向かって投げつけ、米紙は「これはオリジナルだ」と驚きをもって報じている。
「NASCAR」でまさかの蛮行
米国の自動車レース「NASCAR」で、レーサーが見せたまさかの蛮行が注目を浴びている。30日(日本時間31日)に米リッチモンド・レースウェイで開催された「NASCAR Xfinityシリーズ」のレース中、壊れた自身の車のバンパーを他のレーサーに向かって投げつけ、米紙は「これはオリジナルだ」と驚きをもって報じている。
怒りのあまり、驚きの行動に出た。制御を失い、外壁に激突したジョーイ・ゲイスの車はリアバンパーが無残に壊れてしまった。ヘルメットを装着したまま降車し、壊れたバンパーを引きはがすと、両手で走行中だった他選手の車に思い切り投げつけてしまった。危険な行為だ。
米テネシー州地元紙「ザ・テネシアン」は「リッチモンドでのNASCAR Xfinityシリーズで、ジョーイ・ゲイスがクラッシュした後、他の車にリアバンパーを投げつける」との見出しで記事を掲載。「レース中に、バンパーの新しい使い方を見つけた」とゲイスの行動を報じている。
記事によると、ゲイスは順位争いをしていたドーソン・クラムにバンパーを投げつけた模様。173周目に両者が接触し、ゲイスの車が制御を失ってしまったようだ。「NASCARでは、正当かどうかはさておき、イライラしたドライバーが競争相手に不満を示してきた歴史がある。事故の原因であるとみなしたドライバーに対し、グラブやヘルメットを投げつけるときもある」とこれまでにも同様に怒りを露わにする例はあったものの「バンパーを投げた。これはオリジナルだ」と驚きを記した。
31歳のゲイスについて、記事では「NASCARのトップスリーシリーズで10年もの経験があるジャーニーマンで、主に資金不足のなか走ってきた。彼は今、ジョーイ・ゲイス・モータースポーツという自身のチームのレースカーで走っており、それがほぼ間違いなくクラムとの接触を拒絶する根っこになっている」と紹介。限られた資金でレースに臨む中、自身の車が壊れることは痛手であったとした。
(THE ANSWER編集部)