パドレス戦でメジャー1号

　米大リーグ・ジャイアンツに今季加入したイ・ジョンフ外野手が30日（日本時間31日）、敵地パドレス戦でメジャー1号本塁打を放った。日本のドラゴンズでもプレーしたイ・ジョンボム氏を父に持つ韓国のスター選手。米ファンからは「素晴らしい」「アメージング」と興奮の声が上がった。

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　父の見守る前で、嬉しい一発だ。3-1とリードで迎えた8回1死走者なし。イ・ジョンフは左腕コスグローブが投じた内角スライダーを引っ張った。打球は右翼席へ飛び込む今季1号ソロに。客席でジョンボム氏も喜ぶ中、悠々とホームインした。

　実際の映像をMLB公式Xが公開。「イ・ジョンフがメジャーリーグでの初本塁打を打ち、彼の父はその場でそれを目撃した！」と文面で紹介し、米ファンからも「素晴らしい」「大きな未来がある子、応援してるよ」「アメージング」「MVPチャントするには早すぎる？」「しかも左投手から」「風の息子が風の孫を見ている」「父のリアクションほど最高なものはない」などと反響が集まっていた。

　イ・ジョンフは韓国プロ野球史上最高の通算打率.340を残し、ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦。ジャイアンツとは6年総額1億1300万ドル（約166億円＝当時）という巨額契約を結んだと報じられている。マリナーズなどで活躍したイチロー氏のことを、少年時代からの憧れだったと口にしており、ジャイアンツでも「51」を背負う。