2か国ダービー制覇フォーエバーヤングに2着馬陣営が脱帽 外からねじ伏せられ「本当に良い馬」
競馬のドバイ国際競走が現地30日、アラブ首長国連邦(UAE)のメイダン競馬場で行われ、G2UAEダービー(ダート1900メートル、11頭)で日本馬フォーエバーヤング(牡3・矢作、父リアルスティール)が優勝し、2月のサウジダービーに続き、2か国でのダービー制覇を果たした。勝ちタイムは1分57秒89。昨年10月のデビューから無傷の5戦5勝となった。鞍上の坂井瑠星騎手は同レース初制覇で、「ウマ娘」で知られる藤田晋オーナーにとっても海外ダービー連勝という偉業を達成した。敗れた海外陣営からは「我々は本当に良い馬に負けてしまった」と脱帽コメントをしている。
ドバイ国際競走
競馬のドバイ国際競走が現地30日、アラブ首長国連邦(UAE)のメイダン競馬場で行われ、G2UAEダービー(ダート1900メートル、11頭)で日本馬フォーエバーヤング(牡3・矢作、父リアルスティール)が優勝し、2月のサウジダービーに続き、2か国でのダービー制覇を果たした。勝ちタイムは1分57秒89。昨年10月のデビューから無傷の5戦5勝となった。鞍上の坂井瑠星騎手は同レース初制覇で、「ウマ娘」で知られる藤田晋オーナーにとっても海外ダービー連勝という偉業を達成した。敗れた海外陣営からは「我々は本当に良い馬に負けてしまった」と脱帽コメントをしている。
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鮮やかに駆け抜けた。大外枠から坂井騎手が気合をつけ、5番手で1コーナーを回ったフォーエバーヤング。外を回る形となったが、バックストレートでも折り合いがつき、4コーナーでも抜群の手応え。いったん抜け出したアウトバーンの抵抗にあったが、それを難なくかわしてゴール。坂井騎手は大きなガッツポーズで喜びを表した。父リアルスティールも2016年に同地のG1ドバイターフで優勝。ドバイの地での父子制覇となった。
ドバイレーシング公式サイトは「フォーエバーヤングのUAEダービー勝利で、ヤハギは亡き父への感動を捧げた」との見出しで記事を公開。「フォーエバーヤングはリュウセイ・サカイのノーリスクな騎乗で5番手につけ、ホームコーナーでループしアウトバーンを捕らえた」とレース展開を記すとともに「このことで、彼はこの国で最も有名で人気のある国際競馬大使であるヨシト・ヤハギ調教師に、レースの数時間前に日本で亡くなった父に追悼の意を表す機会となった」と管理する矢作芳人調教師の父の訃報について触れた。
フォーエバーヤングについては「アウトバーンを2馬身引き離し、フォーエバーヤングはロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービーで100点を確保し、ラン・フォー・ザ・ローゼズでのラインナップの一定の位置を獲得した」と5月に米チャーチルダウンズ競馬場で行われるG1ケンタッキーダービーに向けての有力候補となったことに言及。さらに「アウトバーンの調教師フリオ・オラスコアガは、『我々は本当に良い馬に負けてしまったが、ミカエル(バルザローナ、騎手)はこの馬にとても満足していた』と語った」と敗れたアウトバーン陣営の“脱帽”コメントも紹介している。
(THE ANSWER編集部)