F1角田裕毅に予選3連敗、同僚リカルドに22勝元レーサー指摘「モチベーションを持つのは難しい」
自動車レースのF1は、4月5日から三重・鈴鹿サーキットで日本グランプリ(GP)が開催される。日本人ドライバーの角田裕毅(RB)は、直前のオーストラリアGPで7位入賞。今季初のポイントを奪ったが、一方で同僚で34歳のベテラン、ダニエル・リカルドには厳しい声も上がっている。今季予選で3戦とも角田より下位に終わる中、通算22勝を挙げたデイモン・ヒル氏からは「モチベーションを持つのは難しい」と自身の経験と重ねながら語っている。
4月5日から日本グランプリ
自動車レースのF1は、4月5日から三重・鈴鹿サーキットで日本グランプリ(GP)が開催される。日本人ドライバーの角田裕毅(RB)は、直前のオーストラリアGPで7位入賞。今季初のポイントを奪ったが、一方で同僚で34歳のベテラン、ダニエル・リカルドには厳しい声も上がっている。今季予選で3戦とも角田より下位に終わる中、通算22勝を挙げたデイモン・ヒル氏からは「モチベーションを持つのは難しい」と自身の経験と重ねながら語っている。
1996年にはウィリアムズでドライバーズタイトルを獲得しているヒル氏。自身も出演するF1公式YouTubeの番組「F1ネーション・ポッドキャスト」内で、リカルドの不振について推測している。「キャリアの終わりが近づくと、モチベーションを上げるのが難しくなっていった。引退後の人生があることが分かってくるからだ」と、本業に集中できていないと見ている。
ヒル氏も晩年、同じ経験をしたようだ。ヒル氏より7歳年下の若手ハインツ=ハラルド・フレンツェンが同僚として所属していた当時と、11歳年下の角田がいるリカルドの境遇は重なる部分が多い模様。「若いと、自分の未来にはF1しか見えない」とベテランとは違う熱量が若手にあると指摘している。
34歳とベテランになったリカルドに、闘志が欠けているのかと問われたヒル氏は「(F1とは別の)ものがあるということが見えていると、モチベーションを持つのは難しい」と回答。F1から離れた時のキャリアを考える状況になると、メンタル面にも影響が出るとしていた。
モータースポーツ専門サイト「motorsport.com」ドイツ語版が運営する「motorsport-total.com」では、今回のヒル氏の言葉を「デイモン・ヒル:ダニエル・リカルドには十分なモチベーションがないのかもしれない」との見出しが打たれた記事が公開。他にもクリスチャン・アルバース氏がリカルドについて「これ以上は無理だ」などと語った内容が海外メディアに報じられるなど、厳しい意見が相次いでいる。
(THE ANSWER編集部)