米大リーグは28日（日本時間29日）に本格開幕。世界一を目指しての戦いが始まったが、ヤンキースの本拠地ニューヨークでは対戦相手のアストロズへ試合前から痛烈な“口撃”が送られた。しかも公的機関の発信で、「素晴らしい仕事ぶり」「もう4年ほど前のことだ。もう勘弁してくれ」などと米ファンから様々なコメントが集まった。

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　発信したのはニューヨーク市清掃局公式X。28日の開幕を前に「ヤンキースがアストロズとの開幕戦を迎える日です。ゴミ箱を外に出しておいてください。ネズミを追い払って街をきれいにするためのゴミ箱。野球でズルするためには使わない。これを覚えておいて」と投稿。アストロズの球団ロゴが入ったごみ箱が、球場内に設置されている画像も「×」の印付きで添付されていた。

　アストロズは球団史上初の世界一となった2017年から翌18年にかけてサイン盗みを行っていたとして、MLBが処分。その一つが、ゴミ箱を叩くことで打者に球種を伝えていたことだとされている。発覚から4年以上が経過しているが、未だに恨みを抱くファンもいる。

　米国ではゴミの日にゴミ箱を家の前に置いておけば清掃員が中身を回収してくれるが、今回の投稿では間違った手法としてアストロズの過去の悪行を取り上げた形だ。米ファンからは「アストロズが2022年のALCSでヤンキースにスイープ（全勝）したように、君たちも道路をスイープ（掃除）してくれ」「NY市清掃局の素晴らしい仕事ぶり」「SNS担当が誰であれ…大好きだよ」「こういうの好き」「Oooo myyyyy goooood 史上最高のツイート!!!」などとコメントが書き込まれた。

　一方で「ニューヨーク市よ、君たちの脳内にあるアストロズみたいに、私にもタダで住める家があるのかね？」「まるでヤンキースは一度もズルしたことがないかのような言い方だな」「もう4年ほど前のことだ。もう勘弁してくれ」「街の至る所にゴミが落ちている。野球に関してツイートする前に仕事に集中してください」「なんであなたの街はあんなに汚いの？ミームを生み出すことに時間を費やしているのか？」などと否定的なコメントもあった。

　開幕戦ではヤンキースが4点ビハインドを逆転。5-4で勝利している。