開幕戦11失点大敗エンゼルス、トラウト弾もかすんだ醜態に地元記者「痛いほど見慣れたストーリー」
米大リーグ・エンゼルスは28日(日本時間29日)、敵地で臨んだオリオールズとの開幕戦で3-11と大敗した。初回にマイク・トラウト外野手の先制ソロが飛び出したものの、先発パトリック・サンドバル投手が2回途中5失点と炎上。その後も失点を重ねて黒星発進となった。米地元紙は「痛いほど見慣れたストーリー」など、大谷翔平投手が抜けた後のチームに厳しい言葉を投げかけている。
敵地オリオールズ戦
米大リーグ・エンゼルスは28日(日本時間29日)、敵地で臨んだオリオールズとの開幕戦で3-11と大敗した。初回にマイク・トラウト外野手の先制ソロが飛び出したものの、先発パトリック・サンドバル投手が2回途中5失点と炎上。その後も失点を重ねて黒星発進となった。米地元紙は「痛いほど見慣れたストーリー」など、大谷翔平投手が抜けた後のチームに厳しい言葉を投げかけている。
初回、エンゼルスはトラウトの今季1号ソロで幸先よく先制。しかしその裏、サンドバルがいきなり無死満塁のピンチからあっさり逆転を許すと、2回には三塁手レンドンのエラーからピンチを招いて3失点し、サンドバルは降板となった。投手陣は7回までに11失点を喫する一方で、打線はトラウトの本塁打以降は沈黙し、7回まで1安打に抑えられる展開。相手の失策で2点を返すも、結局2安打に封じられて大敗を喫した。
米カリフォルニア州地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」はエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者の署名記事を掲載。「数年間にわたる不振、そして正しい方向に向かっているとファンを満足させるだけのことをしなかった数か月間を経て、エンゼルスはこれからは違うぞというメッセージを送ることで2024年シーズンを始めた」と初回のトラウトの本塁打に期待感を抱いたことを隠さなかった。
だが「マイク・トラウトの本塁打が初回表にエンゼルスに得点をもたらした後、パトリック・サンドバルはそのリードを3アウトになるまで守ることもできず、エンゼルスを3-11の敗戦へと導いた」と暗転したことに触れ「『私たちはマウンド上でいい仕事をすることができず、攻撃でも埋め合わせることができなかった』とロン・ワシントン監督は言った。『どちらもできなければ勝てっこない。だから負けたんだ』」と指揮官の弁明にも触れた。
さらに「サンドバルは、たくさんの四球、ポテンヒット、バックの残念な守備という、痛いほど見慣れたストーリー展開に苦しみ、降板した。失点のうち2点は自責なしだった。許した6安打のうち5本は打球速度が90マイル以下だった」と厳しいフレーズを重ねて試合内容を酷評。そのうえで「もしもエンゼルスがよりいい投球をし、よりいい守備をしたとしても、バーンズ相手に打線が何もしていなかったため、彼らは結局負けていたかもしれない」と攻守ともに精彩を欠いているチーム状態を指摘している。
(THE ANSWER編集部)