会見に同席した同僚が支援「プロとして振舞っている」

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は25日（日本時間26日）、長く専属通訳を務めた水原一平氏が違法賭博に関与したとされる問題について声明を発表した。その後、チームメイトたちは大谷への全面支持を表明。会見に同席したキケ・ヘルナンデス内野手は「裏切りは辛いものだ。それでも、職場でその影響すら見せない」と驚いている。

　米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「ドジャースの選手たちはショウヘイ・オオタニの冷静さに驚かされる『裏切りは辛いものだ』」との見出しで記事を掲載。大谷の会見に対するチームメイトたちの反応を紹介した。ミゲル・ロハス内野手は「彼はクラブハウス内で素晴らしい存在だよ。プロフェッショナルで、一件については口にせず、野球に集中している」と称賛し、このように語った。

「彼が感じていることについて語ることはできない。でも、チームメイトとしての立場からなら話せる。渦中にいるのを見るのは大変そうだ。同情するよ。出来ることは、彼の傍にいて、サポートすることだ」

　会見に同席したヘルナンデスは、「裏切りは辛いものだ。それでも、職場でその影響すら見せない」と説明。「我々は人間で、様々なものから影響を受ける。彼は、グラウンド内でやらなければいけないことに騒動の影響を与えない素晴らしい仕事をしている」と大谷の姿勢を称えていた。

　ヘルナンデスとともに会見に同席していたジョー・ケリー投手。昨季までドジャースで背番号17をつけていた男は、「見るのは辛い。でも彼はとても強い。プロとして振る舞っているし、自分が同じ状況になった場合よりも上手く対処している」と感心した様子。「騒動に対処しながらもプレーし、集中できているのを見るのはクールだよ」と新・17番の姿に感銘を受けていた。