水原氏の賭博問題について声明発表、監督と同僚も同席した理由

　米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は25日（日本時間26日）、長く専属通訳を務めた水原一平氏が違法賭博に関与したとされる問題について声明を発表した。質問は許されず、デーブ・ロバーツ監督と2選手が同席するという異例の環境。ドジャースを取材する人気レポーターは声明後、ナインの反応を紹介している。

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　異例の会見にいたドジャース関係者は、大谷と通訳だけではなかった。ロバーツ監督と2選手が同席する前で大谷は、水原氏の行動について「結論から言うと、僕の口座からお金を盗み、嘘をついていたことになる」と口にした。

　声明は本拠地ドジャースタジアムでのエンゼルス戦の前に、メモを日本語で読み上げる形で発表された。水原氏が大谷の資金を盗用した疑いで解雇された20日以降、この問題について初めて口を開いたことになる。

　米カリフォルニア州の地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」はその後に行われたエンゼルスとのオープン戦中継の中で、監督と選手が同席した理由と反応について触れている。

　実況のスティーブン・ネルソン氏が「ロバーツ監督や他のチームメイトも（会見に）同席しました。終了後に彼らは何と言っていましたか」と問いかけると、人気レポーターのキルステン・ワトソンさんは「2人の選手が同席し、施設内では他の選手たちもモニターで会見を見ることができました」と状況を伝えた。

　さらに「全体的なリアクションは、オオタニの説明を尊重しサポートするというものでした。彼らはここ1か月半の間、アリゾナや韓国でショウヘイ・オオタニとの仲を深めました。だから、彼らにとって今は野球をプレーし続ける時なのです。彼らは、ショウヘイの何事にも影響されない姿を見てきました。報道陣や大勢のカメラがあっても、毎日野球に集中して鍛錬に集中している姿をです」と、チームメートの意見は大谷を支持するものが圧倒的だったと伝えている。