7位快走の角田裕毅と明暗、同僚リカルドは不振に首かしげる「ハンドリングは同じ。なぜなのか」
自動車レースのF1オーストラリアGPは24日、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで決勝が行われ、8番手でスタートした角田裕毅(RB)は7位に入り、今季初入賞で6ポイントを獲得した。一方、18番手でスタートした同僚のダニエル・リカルドは12位。レース後には「なぜこれだけ苦戦しているのか不確か。ユウキは間違いなくとても快適そうだ」と成績が伸び悩む現状に首を傾げた。
F1オーストラリアGP
自動車レースのF1オーストラリアGPは24日、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで決勝が行われ、8番手でスタートした角田裕毅(RB)は7位に入り、今季初入賞で6ポイントを獲得した。一方、18番手でスタートした同僚のダニエル・リカルドは12位。レース後には「なぜこれだけ苦戦しているのか不確か。ユウキは間違いなくとても快適そうだ」と成績が伸び悩む現状に首を傾げた。
母国でのレースで、不振を払拭することはできなかった。今季開幕戦のバーレーンGPは13位、第2戦のサウジアラビアGPは16位に終わったリカルド。第3戦のオーストラリアGPでも予選から苦戦し、決勝は18番手スタート。フェルスタッペン(レッドブル)やハミルトン(メルセデス)のリタイアもあり、順位を上げたが、12位に終わり、3戦連続でポイントを逃した。
一方、同僚の角田は7位に入って今季初入賞。6ポイントを獲得した。F1公式YouTubeチャンネルで生配信されたポストレース番組にリカルドが出演すると、司会者からは「ユウキがポイントを獲得したことが、この車からもっと引き出せることを示したと思う。車なのか、ドライバー自身なのか、あなたはどの領域からさらに引き出せると考えているか?」という質問が飛んだ。
リカルドは、自分のドライビングやデータを確認しつつ、エンジニアと対話を重ねていると説明。その上で「車は昨年とほとんど同じ。もちろん違う車だが、哲学をがらっと変えたわけじゃない。ハンドリングはほとんど同じ。だからこそ、なぜこれだけ苦戦しているのか、少し不確かなんだと思う。ユウキは間違いなくとても快適そうだし……」と不振の原因が不明瞭な現状に首を傾げた。
英専門メディア「ザ・レース」は第2戦を終えた時点で「開幕から2週間では、ツノダが明らかにリードしている」とRB内の“序列”に言及。リカルドは第3戦でさらに角田から遅れを取った形だが、「ドライバーとして全力を尽くすと同時に、全てが本来あるべき形になるよう、出来る限り多く(エンジニアに)質問したい。しっかり前を向いて、自分の目指すものに集中し続けるよ」と前を向いた。
(THE ANSWER編集部)