ブシャール、「憧れの妖精」初撃破の“援軍”告白 激励殺到「普段会話ない選手からも」
ブシャールは戦前、ドーピング違反で15か月の出場停止処分を受けていたシャラポワを「彼女はペテン師」と批判し、テニス界から永久追放を主張。「私は格上」と反撃を受けていたが、過去4戦未勝利だった“元祖妖精”から念願の初勝利を飾った。試合後には、多くの選手から密かに打倒シャラポワの激励を受けていたことを告白。オーストラリア「ABCテレビ」電子版が報じている。
「ペテン師」シャラポワ戦の舞台裏、テニス界からエール「みんな応援してくれた」
テニスのマドリード・オープンは8日(日本時間9日)、女子シングルス2回戦が行われ、元世界ランク5位の「妖精2世」ことウージニー・ブジャール(カナダ)がマリア・シャラポワとフルセットの激闘の末に7-5、2-6、6-4で勝利し、3回戦進出。ブシャールは戦前、ドーピング違反で15か月の出場停止処分を受けていたシャラポワを「彼女はペテン師」と批判し、テニス界から永久追放を主張。「私は格上」と反撃を受けていたが、過去4戦未勝利だった“元祖妖精”から念願の初勝利を飾った。試合後には、多くの選手から密かに打倒シャラポワの激励を受けていたことを告白。オーストラリア「ABCテレビ」電子版が報じている。
2時間51分の死闘を制したブシャールは歓喜の雄叫びを上げながら、コート上で何度も飛び跳ねた。子供の頃からアイドルだった30歳の元世界女王から悲願の1勝をもぎ取った。
単なる初白星ではなかった。記事によると「今日に関しては他の部分でのモチベーションも自分にはあった。私は彼女に一度も勝ったこともなかった。そして、それ以外の状況というものも存在した」とブシャールは語ったという。
23歳のブシャールは7歳上の「ロシアの妖精」に子供の頃から憧れて育った。その美貌から「妖精2世」とも呼ばれたが、ドーピング違反で出場停止処分を受けたシャラポワに対する批判の急先鋒となった。
シャラポワの復帰後、「彼女はペテン師」と一刀両断し、このように永久追放を訴えていた。