大谷翔平は2打数2三振

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は17日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで韓国プロ野球・キウムとのエキシビジョンマッチに「2番・DH」で先発し、2打席連続三振に倒れた。第3打席に代打で交代。2打席対戦した相手右腕アリエル・フラドは「素敵な気分です」と対戦を振り返った。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　マウンドに立ったのは、韓国プロ野球で昨季11勝のフラドだった。0-0の初回1死走者なし。大谷はカウント2-2から高めの直球に空振り三振を喫した。3-0の2回1死一、三塁で迎えた2打席目も高め直球に空振り三振。豪快なスイングは空を切った。

　試合後の会見を韓国放送局「SBS」がYouTubeで生中継。スーパースターから2奪三振の心境を問われると「素敵な気分です」と高揚感を滲ませ、「彼とはメジャーでも対戦したことがある。グレートだね。彼は今MLBで最高の選手だ」と光栄に感じていたようだ。

　2018年から2年間はレンジャーズなどでプレー。エンゼルス時代の大谷とは11打数2安打で“大谷キラー”だった。当時からの変化については「あまり感じなかったと思う」とし、「18年や19年と同じような組み立てで投げた。（ボールになる）高めへの速球をいくつか投げたが、彼が振ってくれて僕としてはありがたかった」とボール球を振らせたことに触れた。

　フレディ・フリーマンに右越えソロを被弾するなど4回4失点だったが、大谷について「彼は最高の選手。本当に素晴らしい打者だ。どんな球でも打ってしまう。アンビリーバボーだよ」と称えることを忘れなかった。